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MVNO比較!「フリモバ」と「IIJmio」を比べてみた。

以前に紹介したfreetelの「フリモバ」ですが、公式HPでサービス内容が確認できるようになっています。

早速、僕がおすすめする「IIJmio(みおふぉん)」との比較も含めて改めて紹介します。

 

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 まずは内容比較 

 フリモバIIJmio
データSIM月額    
1GB 670円 -
2GB 880円 900円
3GB 1,280円 -
4GB - 1,520円
5GB 1,980円 -
7GB 2,480円 2,560円
通話付SIM月額    
1GB 1,270円 -
2GB 1,480円 1,600円
3GB 1,780円 -
4GB - 2,220円
5GB 2,480円 -
7GB 2,880円 3,260円~ ※1
初期費用 3,000円 3,000円
違約金 MNP転出違約金あり
15,000円から毎月1,000円減額
13ヵ月目以降一律2,000円
12,000円から毎月1,000円減額
13ヵ月目以降なし
(MNP転出料は2,000円)
SIMサイズ変更 不可 可能(手数料2,000円)
オプション    
キャッチホン 200円/月 なし
留守番電話 300円/月 なし
SMS ※2 150円/月 SMS付SIMとして提供(+140円)
その他   翌月繰越あり
クーポンON/OFFスイッチ

※1 SIMカード3枚のファミリープランです。
※2 通話付SIMでは標準でついています。

参考リンク: freetel公式HP、 IIJmio公式HP 

 

フリモバ特徴① 1GBプランがある

フリモバの最安プランである1GBプランは、月額670円と業界最安クラスです。

「IIJmio」も少し前までは1GBプランだったのですが、こちらは月額を下げるかわりに容量を増やして2GBにしてきました。

少しでも安く抑えたい場合、フリモバの1GBは選択肢になり得るとは思います。

ちなみに外出時に動画を見ないのであれば、月1GBでも十分なレベルです。

僕も1GBを超えることはあまりありません。

ただ、何度か続けて動画を見たりすると、1GB近くまでいくこともあるため、2GBのほうが個人的には安心できるかなという感じです。

「フリモバ1GB」と「IIJmio2GB」の月額差は230円。

間違いなく1GB以内で抑えられる人なら無駄な出費ですが、安心料として230円払うのもまたアリでしょう。

 

フリモバ特徴② MNP転出時以外は違約金がない

これは僕が知る限りでは業界唯一です。

正式発表前の事前情報では「違約金なし」とうたっていたので、そんなことして大丈夫なのか?と思っていたのですが、さすがにMNPでは縛りをつけてきました。まぁ、当たり前ですが。

そうじゃないと、いろいろ悪さができてしまいます。

MNP転出手数料は、15,000円からスタートして、毎月1,000円ずつ減額されているタイプ。

12ヵ月目に4,000円、13ヵ月目には2,000円となり、1年経過すればそれ以降は違約金ゼロということになります。

2,000円というのは、もともとMNP転出費用としてかかりますのでね。

 

「IIJmio」も仕組みは同じで、12,000円スタートで、毎月1,000円減額されるタイプ。

13ヵ月目からは0円になりますが、MNP転出する場合はやはり2,000円かかります。

基本的は仕組みはどちらも一緒ですが、フリモバはMNPの時だけの違約金なので、データSIMや「MNPしない通話付SIM」では違約金がないということです。

 

うーん、正直、なんとも微妙な内容です。

ほとんどの人は電話番号は変えたくないのでMNPするでしょうから、実質データSIMだけの話になってしまいそうです。

データSIMについても、それほど頻繁に契約内容を変える必要はないわけですから、1年程度の縛りならば問題にはならないことが多いはずですなんですよね。

 

フリモバ特徴③ SIMサイズの変更ができない

SIMカードには規格が3種類あります。

標準SIM、microSIM、nanoSIMです。

端末によってこのサイズが異なるので、機種変更した際に既存のSIMが使用できなくなるかもしれません。

その時、フリモバではサイズ変更を受け付けていないので、解約してから新規契約という形になります。

ただ、これはそれほどマイナス要素ではないかと思います。

なぜなら、変更できる「IIJmio」でも手数料2,000円かかりますし、新しいSIMが発行された瞬間から以前のものは使用できなくなりますので、郵送で届くまでの数日間はモバイル通信環境はなくなります。新規契約するのとさほど変わりはありませんね。

新規契約の初期費用として3,000円かかるか、変更手数料として2,000円かかるかの違いだけです。

まぁ、1,000円違いますので、「IIJmio」のほうがお得ではあるのですが、決定的な違いではありませんね。

 

フリモバ特徴④ キャッチホン&留守番電話がある

この2つは「IIJmio」にはないサービスなので、ここを重視する場合はフリモバ優位ですね。

ただし、留守番電話に関しては、こんな方法もあります。

【IIJmioユーザーへ】「FUSION IP-phone SMART」の留守番電話が全く違和感なく使えるという話 - いつもマイナーチェンジ!

 

電話転送機能はfreetel公式HP上でも記載している箇所を見つけられなかったので、現時点でこの方法が可能かは不明ですが、おそらくはできるでしょう。

留守番電話サービスというのは、転送先をどこに設定しているかだけの違いのはずですからね。

 

結局、どちらがオススメか

断然、「IIJmio」です。

理由は3つ。
・230円の差で1GB余裕がある「IIJmio」のほうが安心。
・専用アプリで現在利用容量をリアルタイムでスマホから確認できる。
・翌月繰越とクーポンスイッチが便利すぎる。

フリモバの売りは、1GBプラン670円と、データSIM違約金なしの2点。

僕は、ここに魅力を感じませんでした。

これが、完全に違約金なし、という内容であれば画期的だったのですが、さすがにそこまでは無理ですね。

まぁ、当たり前なのですが。

 

フリモバを使うとすれば

MVNOに興味があって、ちょっと使ってみたいなぁという時の「お試し利用」に良いかと思います。

特に、今はガラケーで、これからスマホとの2台持ちを考えている人。

試した結果、そのまま使ってもいいですし、解約して別のMVNOにしてもいいです。

ちなみに、僕は依然にこのような記事を書きました。

【格安SIM】現在ドコモと契約している方への提案! 少ないリスクで格安SIMを試せるぞ! - いつもマイナーチェンジ!

 

この記事の内容どおりにやるだけであれば、MNPも不要ですし、いいのかもしれません。
でも、やっぱり「お試し」要素が強いかなぁ。

 

また、MNPをしなければ違約金も発生しませんので、090番号を短期間だけもうひとつ持ちたい、などの利用にもいいかもしれません。

不要になったら解約すればいいのです。

ただし、どちらにケースにしても、初期費用3,000円(税抜)はかかりますけれどもね。

 

あとがき

“まよい犬

まだまだ「IIJmio」が他社から頭ひとつ抜けている感じはしますが、こうやってどんどん特徴あるプランが出てくることは大歓迎です。

MVNOが活気づいてきていて、消費者としてはとてもありがたい。

その都度、またこうやって比較していきたいと思います。

 

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