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iPhoneとAndroidはどっちが使いやすい? 両方を2ヵ月半くらい使い比べて感じたこと。

2016.9.12更新

僕はスマホを使い始めて以来、ずっと iPhoneでした。

iPhone4sから使い始めて、iPhone5、iPhone6Plusと使っています。

そんな僕ですが、昨年末に「Xperia Z3 Compact」を購入して、Androidデビューいたしました。

初めてAndroidを使い始めたのですが、当然ながら iPhoneとは違う部分があるわけです。

ずっと iPhoneを使っていた人間が、Androidに変えるとどんな感想を持つのか。

73日間使ってみた感じをまとめてみたいと思います。

 
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Androidの良いところ

①写真が綺麗

厳密に言うと、これはAndroidというよりもXperiaの性能なのですが、やっぱり一番はコレになりますね。

ちなみに撮った写真はこんな感じ。

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Xperiaには、デジタル一眼のように背景をぼかして撮影する機能があるので、かっこいい写真が撮れます。

また、iPhoneカメラとの一番の違いは夜間の撮影で、フラッシュなしでもとても綺麗に撮影することができます。

色合いは好みの問題もあるのですが、僕はXperiaの方が断然好きです。僕は常に iPhone 6 Plusも持ち歩いているので、撮ろうと思えば iPhoneでも撮れるのですが、写真を撮る時に iPhoneを取り出すことはなくなりました。

 

②通話を自動録音できる

自分でかけた時も、受けた時も、両方自動で録音するアプリがあります。

通話の内容って、話が終わった後に、確認したくなる時ってありませんか?

あの時なんて言ってたっけ?

待ち合わせは何時だったっけ?

ほんのちょっとした事ではあるのですが、後になってから会話を確認できるって意外と便利なんです。

このあたりは、過去記事にも書いていますので、一応リンクを貼っておきます。

過去記事 iPhoneと比べてAndroidが良いところ! 通話を自動で録音できること。

 

③ホーム画面でジェスチャーが使える

例えば、iPhoneでは、画面上で下へスワイプすると「spotlight検索」が表示されますよね?

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こんな要領で、Androidでは、各種スワイプを自分好みのアクションに設定できます。

僕は、上スワイプでGoogle検索、下スワイプで通知センターのアクションを設定しています。

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Goole検索は、一番上にウィジェットもあるのですが、わざわざ上を選択してタップするよりも、適当なところで上スワイプしたほうが、ずっと楽なんですよね。

ちょっとした事なんですが、慣れてしまうとこれじゃないと面倒に感じてしまったりします。

 

④伝言メッセージ機能が留守番電話代わりになる

地味ですが、結構ありがたい機能。

大手キャリアで契約しているのなら気にする必要はないですが、格安SIMを使う場合、留守番電話を利用しようと思ったら、大抵オプションで月額300円くらいかかります。

無料で使う方法もあるのですが、クレジットカード登録が必要だったりしますし、それが嫌な人は抵抗があるでしょう。

ちょっとした内容であれば、伝言メッセージだけあれば用は足りてしまいます。

過去記事【IIJmioユーザーへ】「FUSION IP-phone SMART」の留守番電話が全く違和感なく使えるという話

 

⑤ドロワーでアプリ選別が可能

Androidでは、ホーム画面とドロワーという考え方があり、ホーム画面上に表示できるアプリを選択できます。

iPhoneでは、インストールしたアプリは全て表示されてしまいますので、数が増えると結構邪魔だったりしますが、Androidでは必要なアプリだけ表示させられるので、画面がすっきりします。

このあたりは過去記事に書いてありますので、こちらを参照ください。

過去記事

 

Androidで期待していた程じゃなかったもの

①おサイフケータイ

一番使いたかった機能だったはずの「おサイフケータイ」ですが、実際に使い始めてみると、なくても全然困らないものでした。

首都圏で電車を利用する方にとっては、Suica利用で絶大なニーズがあるのでしょうが、そうでない場合はそれほど困らないです。

コンビニ支払いなどは、クレジットカードへ「iD」や「QUICPay」をつければ問題なく使えます。

どうしてもプリベイド式じゃないと嫌だという人以外は、それでいいように思えます。

このあたりも、過去記事に書いています。

過去記事Androidを1ヵ月使って感じた「おサイフケータイ」のこと

 

②防水機能

これは、もともと特にほしいとは思っていなかった機能ですが、なくても全く問題ないです。

必要になるケースって、お風呂に入りながら電子書籍を読んだり、ジョギングアプリを雨天時でも使いたかったり、そういう場合だと思います。

まぁ、ないよりはあったほうが助かる事もあるでしょうが、少なくとも僕にとっては必須の機能ではありませんでした。

 

③ウィジェット

Androidの優位点と言われている機能のひとつだと思っていたのですが、これもそうでもなかった。

僕は、手帳アプリである「ジョルテ」をホーム画面にウィジェトで表示させているのですが、正直特に便利じゃないです。

ウィジェットの利点は、アプリを起動する必要がないところなのですが、この「ひと手間」って、特に気にならないんですよね。

先の予定まで見たい時もありますし、そうなると結局アプリを起動しないといけないし。

まぁ、一応はまだウィジェットとして表示させていますが、なくても全然困らないです。

 

Androidで困ること

①写真の自動バックアップが行われないことが頻繁にある

Androidでは iPhoneでいうフォトストリームのようなものはなく、母艦と自動同期などもありません。

なので、写真の保存はGoogleの統合サービスであるGoogle+ を利用するのが一般的のようです。そして、Google+アプリをインストールすると、その設定の中で、「画像を自動バックアップする」という設定があるのです。

ただ、この自動バックアップが、本当に頻繁にちゃんと動かないのです。

昼間撮影した写真をMacで確認しようと思い、Googleフォトへアクセスしても、バックアップされてない。おかしいと思い、スマホからGoogle+アプリを確認してみると、設定がONになっているのにバックアップ処理が動作していないんです。そこで設定をOFFにしてからONに戻してみたり、OSを再起動してみたりして、始めてバックアップ処理が動き出す。

頻度が多いので、結構使い勝手悪いです。

やり方が悪いのでしょうかね。

過去記事【Android超初心者向け】Googleフォトの自動バックアップで「バックアップしています。」が進まなくなった時の対処法

 

iPhoneの良いところ

続いて、Androidを使った上での iPhoneの良さを書いていきます。

 

①使っている人が多い

単純ですが、圧倒的なメリットだと思います。

使っている人が多いってことは、情報も集めやすいし、共感もしやすい。分からない事があった時に、近くの人に聞けばいいし、ネットで検索すればいくらでも情報を得ることができます。

iPhoneの便利な使い方、良いアプリ等も、最新情報に溢れています。プロブロガーさんにも Apple大好きな人が多いですし、Androidユーザーに比べて、メーカーであるAppleへの愛情が強い人が多いので、そういう方のブログをRSS登録しておくだけでいろんな情報を得ることができます。

利用者が多いことと、Apple信者と言われる程の愛情を持った人がいること。

なによりもメリットだと思います。

 

②直感的に使える

これはよく言われることですが、僕も本当にそう思います。

特にマニュアルを見なくても、なんとなく使えてしまう。ほとんどの人は細かくマニュアルなんて見たくないでしょうから、こういう事って結構重要なんですよね。

それと同時にもうひとつ言えるのが「ちょっとした事なら簡単にできる」こと。

Macもそうなのですが、Appleアプリって、機能が限定的なものが多いんですよね。

僕が一番納得できたのが画像処理です。

Wndowsを使っている頃は、ずっとPhotoshopを使っていたのですが、Macに買い替えた当初はすごく使いにくく感じました。なぜなら、Photoshopのように、ひとつのソフトで全てまかなえるものがないから。

画像をぼかしたければToyViewer、文字入れしたければSkitch、装飾したければKeynote、などのように、やりたい事によってアプリを変えないといけない。最初はこれが面倒でたまらなかったのですが、使っているうちに逆に便利に感じるようになってきました。

どうしてかというと、機能が特化されているので、操作が簡単だからです。

面倒な操作をする必要がなく、手軽に簡単にできるのです。

このへんは、機会があればもう少し詳しく解説したいと思っていますが、今回はこのくらいの説明にしておきます。

 

③マナーモードが物理スイッチであること

マナーモードって結構頻繁に使いますよね。

iPhoneだと、その切り替え専用のスイッチがあるんですよね。

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でも、Xperiaにはありません。他のAndroid端末までは分からないのですが。

Xperiaではマナーモードの設定はどうやるかというと、2種類の方法があります。

方法①:音量を小さくしていくとマナーモードになる。
方法②:電源ボタン長押しで表示されるメニューから、マナーモードボタンを押す。

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ちなみに、ボタンはこれです。

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頻繁に使う機能だけに、やっぱり便利なんですよね。

それに会議中に慌ててマナーモードにする時なんかも、ポケットに入れたまま手探りでできるのもポイント。

Xperia だと、取り出して操作しないと、さすがに厳しいです。

手探りでやるなら、音量小ボタンを押し続ければいいと思うでしょうが、音量の設定はまず電源をONにしないといけない。

電源を入れて、ロック解除して、音量を下げていく、という操作になります。

さらには、マナーモードの先に、完全な無震動モードがあるんですよ。

なので、音量小ボタンを連打していると、消音&無振動モードになっちゃう。

画面を見ながらじゃないと、うまくできないのです。

 

④写真の同期が早い

これは先ほどの「Androidで困ること」の裏返しにもなりますが。

iPhoneなら、撮ってすぐにほぼ間違いなく iPhotoに画像が入ってくるので、ブログ用にMacで画像を使いたい場合なんかもストレスなく作業ができます。

Android側のおかしな動作がなければ、それほど違いはないのですけどね。

 

結局どっちがいい?

どっちでもいいです。

両方使ってみて、本当にそう思います。

絶対にほしい機能がある、というのであればそちらを選べばいいですし、どっちにするか決めきれないのであれば、どちらを選んでもそれほど困らないと思います。

しいて言うのならば、

▼Androidがいい人

  • カメラ性能を重視したい。
  • モバイルSuicaがないと困る。
  • お風呂でスマホを使いたい。
  • 雨天ジョギングでもデータ記録したい。
  • ずっと iPhoneだけどAndroidも気になってる。
  • 自分でいろいろ調べてカスタマイズしたい。

▼iPhoneがいい人

  • みんなと情報交換したい。
  • できるだけ簡単に使いたい。
  • スマホに詳しくない。
  • 特にこだわりがない。
  • いろいろ調べるのがめんどくさい。

 
という感じでしょうか。

もう少し付け加えるならば、自宅PCがMacであっても、スマホを iPhoneにこだわる必要もないと思います。

Mac & Xperia という組み合わせも、普通にアリです。

あとは、ずっと iPhoneユーザーなら、やっぱり課金してきたアプリ資産があるでしょうから、Androidに興味があっても変える決断がしくにくいという事もあるかもしれません。

ですが、僕は無理に変える必要もないように思えます。先ほども言ったように、決定的な違いまではないですよ。でも、逆に、iPhoneに飽きてきたなぁと思っているなら、Androidに変えてみても全く不都合もないと思います。

 

iPhone7の登場で少し事情が変わりました。

★2016.9.12追記

iPhone7からFelicaが採用されたことで少し事情が変わってきました。
AndroidとiPhoneでは、おサイフケータイの使い勝手が少しだけ違います。

iPhone:TouchIDに指を当てながらリーダーにかざす。
Android:ただ単にかざす。

 
もうひとつ、使えるサービスも違います。
Androidはプリペイド式電子マネーが多数使えるのが特徴です。

iPhone:Suica、QUICPay、iD
Android:Suica、QUICPay、iD、楽天Edy、WAON、nanaco等

 
ということで、現時点ではこんな棲み分けになるように思います。
(AndroidPayが発表されれば、また状況は変わるかもしれません。)

スピーディ、もしくはプリペイド式電子マネーを重視したいならば、Android
安全面を重視したいならば、iPhone

 
▼そのあたりを考察した記事はこちら。
ApplePayの「QUICPay・iD」は、あえて使う意味はあるのか? 既存のままでいいんじゃないの? と思った僕が改めてApplePayを考えてみた。

 

更に別の考え方も

スマホを選ぶ際、カメラ性能って結構重視する人も多いんじゃないでしょうか。

でも、まったく別の考え方として「カメラはコンデジを使う」というのもあります。

というか、僕はむしろコチラの考え方をおすすめしたい。 

スマホのカメラ性能も昔に比べたら凄く良くはなってきていますが、一度コンデジを使ってみて下さい。画質の差にびっくりしますから。

スマホのカメラでも日中の屋外で撮るぶんには綺麗に撮れます。ここの関していえばコンデジとの差は分かりにくいかもしれません。

でも、屋内や夜の撮影になると話は違います。

光が弱い場所での撮影はコンデジとスマホでは雲泥の差があります。

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▲iPhoneで撮影

P1040818.JPG
▲コンデジLX100で撮影

 
特に、こういう料理写真では差がハッキリでます。暗い写真はまずそうに見えるんですよね。

最近のコンデジはサイズも小さいですから、持ち歩くのもそれほど苦になりません。

なので、コンデジをひとつ持っていれば、もうスマホ選びの際にカメラを気にする必要はなくなるわけです。

カメラを考えないとすれば、端末の価格はかなり抑えられます。価格が高いスマホは大抵の場合、カメラの性能で高くなってますから。カメラ以外のスペックしか考えなくて良いのならば、Androidなら3万円もあればそこそこのものが買えます。iPhoneならSEで5万円くらい。

荷物が増えることさえ許容できれば、カメラはコンデジにしたほうが価格的にも性能的にも断然幸せになれるわけなんです。

カメラに拘っている人は、ぜひともコンデジを検討することを勧めます。

▼オススメのカメラ記事はこちら。

 

あとがき

iPhoneがいいか、Androidがいいか、考えだすと本当に悩ましいですよね。

まぁ、本当に悩むのなら、僕のように両方買ってしまうという選択もあります。

これだけ毎日身近に使うものなのですから、少しくらいお金をかけて、より良い物を探すのもいいと思うのですよ。

なにより、楽しいですしね。

というところで、今日はここまで。