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VAIO Phoneが正式発表! でも専用SIMという記載が・・・新たな「ロック」が始まる?

とうとう、VAIO Phoneが発表になりましたね。

ソニーと別れて新たな道を歩き始めたVAIOが、日本通信と組んでの格安スマホ提供。

早速、内容をざっと整理してみます。

 
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スペック比較

  VAIO Phone ZenFone5 LG G2 min
価格 48,000円 32,900円 実売24,750円
ディスプレイ 5インチ(1280×720) 5インチ(1280x720) 4.7インチ(960x540)
CPU クアッドコア1.2GHz クアッドコア1.2GHz クアッドコア1.2GHz
OS Android 5.0 Android 4.4 Android 4.4
RAM 2GB 2GB 1GB
ストレージ 16GB 16GB 8GB
バッテリー 2500mAh 2110mAh 2370mAh
カメラ 背面 1,300万画素
前面 500万画素
背面 800万画素
前面 200万画素
背面 800万画素
前面 130万画素
LTE Band Band1,3,19 Band1,3,19 Band1,3,19
W-CDMA Band Band1,19 Band1,19 Band1,6,19

参考リンク:
VAIO® Phone | b-mobile

   
とりあえず、スペックの近い人気機種と比較してみました。

 

価格

これは単純比較はできないので、ちょっと整理してみます。

VAIO Phoneは単体では購入できず、b-mobileのプランとのセット販売になります。

使い放題の高速定額プランなら、音声通話付きで、月額 3,980円(端末代 2,000円含む)。

月1GBのライトプランなら、音声通話付きで、月額 2,980円(端末代 2,000円含む)。

ここでポイントは、VAIO Phoneのセットには音声通話がついてくること。

b-mobileは、データSIMと音声付きSIMの差額は800円ですから、2年間使い続ける前提で考えれば、端末代としては実質 1,200円 x 24 = 28,800円 ということなります。

 

その他スペック

性能的には、中級クラスに位置するようですね。

2年間使うと考えれば、先ほどの計算により端末代は 28,800円ですから、十分なスペックに思えます。

対応バンドもBand 1,3,19と全く問題ありません。

ZenFone5よりもカメラ性能がよくて、OSもAndroid 5.0 となれば選択する価値はありそうですね。

 
★周波数帯に関しては、こちらの記事をどうぞ
【周波数帯一覧表】ドコモ、au、ソフトバンク等、大手キャリアの周波数帯状況を整理してみました。 - いつもマイナーチェンジ!

 

ちょっと気になる記述が

参考リンク:
ついにVAIOスマートフォンが正式発表、通信とハードの強力タッグで提供する新たな価値とは? - GIGAZINE

 
上記のGigazineさんの記事を見ると、プランの説明写真に「VAIO Phone 専用SIM」と書いてあります。

ということは、他のSIMフリー端末では使えないというように読み取れます。

規格はmicroSIMとなっていますが、SIMロックを端末にかけるのではなく、SIM本体にかけてきた?

逆転の発想ですね。

2015年5月から、「SIMロック解除の義務化」がスタートしますが、また新たな「縛り」が出てきたということなのでしょうか。

音声通話分 800円が割り引かれる代わりに、そのSIMでは他の端末は使えないかもしれない。

もしくは、SIMカードを抜けないように内蔵型にしているとか?

このあたりの詳細は不明なので、ちょっと確認する必要がありそうですね。

 

解約金がない?

もうひとつ気になることが。

VAIO Phoneのb-mobile公式ページを見ると、VAIO® Phone 高速定額(通信サービス)のよくあるご質問に「解約金は発生しません。」という記載があります。

以下の「解約について」欄にある「解約金は発生しますか?」というFAQです。

通信サービスについて | VAIO® Phone
VAIO® Phone 高速定額(通信サービス)のよくあるご質問 ...

 
「いいえ、VAIO® Phone高速定額は解約金の設定はございません。」と書いてあります。

これ、本当でしょうか?

音声付きSIM契約でも解約金が発生しない?

こちらも、確認する必要がありそうですね。

 

あとがき

“まよい犬

新たしい機種の発売は喜ばしいことではあるのですが、SIMがらみでちょっと不穏な印象があります。

特に、SIMを使いまわせないのだとすれば、ようやく通信と端末が切り離されようとしているところへ、また別の縛りができてしまうことになります。

今後の動向には要注目かもしれません。

というところで、今日はここまで。

 

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