法人向け格安SIM「IIJモバイル」が au網でのサービスを開始! 今後の個人向け展開に期待!
昨日に引き続き、法人向けモバイルサービス「IIJモバイル」についてです。
IIJのモバイルサービスといえば、IIJmioという人気サービスがありますが、個人向けのため、法人名義での契約はできません。
法人利用するためには別サービスである「IIJモバイル」に申し込む必要があります。
個人向けの「IIJmio」とは違い、まだまだ発展途上の「IIJモバイル」ではありますが、少しずつですが進化してきていますので、一度、今の状況を整理しておこうと思います。
サービス内容
参考リンク:
IIJ、「IIJモバイルサービス」に新品目「タイプK」を追加 | 2015年 | IIJ
IIJモバイルサービス/タイプK ...
「IIJ mobile」には、大きくは2つのサービスがありました。
①タイプD: ドコモの通信網を利用したLTE/3G対応サービス。
②タイプE: ワイモバイルの通信網を利用した3G対応サービス。
これに、今回新しく、以下のサービスが開始されます。(2015年4月1日から)
③タイプK: KDDIの通信網を利用したLTE対応サービス。
僕自身、法人向けサービスのほうが全然意識がいってなかったのですが、個人向けとは違い、ドコモ、au、ソフトバンクという大手3社すべての通信網に対応しているんですよね。
知らなかったのですが、結構すごいことかもしれません。
展開によっては、キャリアの垣根を超えたサービスができるのかもしれない、と妄想してみたり。
まぁ、そのへんはどうなるか全く分かりませんが、まずは今の段階での内容を簡単にまとめておきます。
タイプK
▶共通仕様
・サービスエリア: au 4G LTE(3Gエリアなし)
・通信速度: 下り最大75Mbps、上り最大25Mbps。
▶定額プランL
・モバイルルータ、USB端末をレンタルするタイプ。
・高速データ通信量:7GB/月
・最低利用期間:2年
・月額:5,500円+ルータレンタル(900円 or 950円)
▶定額プランライト
- SIMカードタイプ(microSIM、nanoSIM)。
- 高速データ通信量:3GB/月
- 最低利用期間:1ヵ月
- 月額:900円
▶定額プランライト:いちねん
・SIMカードタイプ(microSIM、nanoSIM)。
・高速データ通信量:3GB/月
・最低利用期間:なし
・月額:833円(年額10,000円一括支払い)
タイプD
▶共通仕様
・サービスエリア: NTT ドコモXi/FOMA網
・通信速度: 下り最大150Mbps、上り最大50Mbps。
▶定額プランL
・モバイルルータ、USB端末をレンタルするタイプ。
・高速データ通信量:7GB/月
・最低利用期間:2年
・月額:5,500円+ルータレンタル(800円 or 900円 or 950円)
▶三段階定額プランL
・モバイルルータ、USB端末をレンタルするタイプ。
・高速データ通信量:7GB/月
・最低利用期間:2年
・月額:3MBまで500円、1GBまで2,800円、3GBから5,700円。
+ルータレンタル(800円 or 900円 or 950円)
▶定額プランライト
・SIMカードタイプ(標準SIM、microSIM、nanoSIM)。
・高速データ通信量:3GB/月
・最低利用期間:1ヵ月
・月額:900円
▶定額プランライト:いちねんプリペイド
・SIMカードタイプ(標準SIM、microSIM、nanoSIM)。
・高速データ通信量:3GB/月
・最低利用期間:なし
・月額:833円(年額10,000円一括支払い)
タイプE
▶共通仕様
・サービスエリア: ワイモバイル3G網
・通信速度: 下り最大7.2Mbps、上り最大1.4Mbps。
▶定額プランL
・モバイルルータ、USB端末をレンタルするタイプ。
・高速データ通信量:無制限
・最低利用期間:2年
・月額:4,600円+ルータレンタル(400円〜1,980円)
▶定額プラン
・モバイルルータ、USB端末、通信カードをレンタルするタイプ。
・高速データ通信量:無制限
・最低利用期間:1年
・月額:5,500円+ルータレンタル(400円〜1,980円)
データシェアオプション
以下の内容で、通信容量をシェアして利用できるようです。
・タイプD か タイプK の定額プランLの回線を5つ以上契約。
・初期費用 20,000円。
・月額0円。
あとがき
au、ソフトバンクは、ドコモ網に比べて卸値が高いと言われていましたが、状況が変わってきているのでしょうか。
そうだとすると、今後、更なるau系MVNOが出てくるかもしれませんね。
5月から「SIMロック解除の義務化」がはじまれば、通信契約は端末に依存せずに、サービス内容によって自由に選べるようになってくるはずです。
その時に、ドコモ系MVNOしか選べないよりも、au系、ソフトバンク系もあったほうがいいに決まってます。
これから、どのように変わってくるのか。
今から楽しみですね。
というところで、今日はここまで。