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au系の格安SIM「UQ mobile」登場! 早速「mineo」「IIJmio」と比べてみました。

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mineoに続く2つ目のau網MVNOが、KDDIの子会社から提供されます!

新規参入ラッシュですね。

提供会社は、KDDIバリューイネイブラー株式会社と、沖縄バリューイネイブラー株式会社。

間接的ではありますが、KDDI自らが参入したような形になります。

提供開始は12/18(木)から。

これは見逃せないので、早速、もうひとつのau系MVNOである「mineo」と、僕のオススメであるドコモ系MVNO「IIJmio」と比較してみました。

 

(H27.4.6追記)最新の比較表はこちら。

「mineo」も通信量を増量! 「UQ mobile」「IIJmio」との比較表を更新しました。 - いつもマイナーチェンジ!

 

  

例のごとく、比較表から

  UQ mobile mineo IIJmio
データSIM月額      
1GB - 980円 -
2GB 980円 1,580円 900円
3GB - 2,330円 -
4GB - - 1,520円
7GB - - 2,560円
無制限 1,980円 - -
通話付SIM月額      
1GB - 1,590円 -
2GB 1,680円 2,190円 1,600円
3GB - 2,940円 -
4GB - - 2,220円
7GB - - 3,260円~ ※1
無制限 2,680円 - -
通信速度 bps 高速:下150M, 上25M
低速:上下200k
無制限:上下300k
高速:下75M, 上25M
低速:上下200k
高速:下150M, 上50M
低速:上下200k
違約金 音声SIMのみ12ヵ月目まで9,500円 12ヵ月目まで9,500円 12,000円から毎月千円減額。
13ヵ月目以降なし。
通信容量上限 3日で1GB 3日で500MB

クーポンONではなし。
OFF時は3日で366MB。

提供SIMサイズ microSIM microSIM
nanoSIM
標準SIM
microSIM
nanoSIM
オプション      
キャッチホン - - -
留守番電話 380円/月 ※4 300円/月 なし
SMS ※2 無料 無料 140円/月
メールアドレス 200円/月 無料 -
端末保証 380円/月 370円/月 -
その他

KDDI子会社による提供。

iOS8利用不可 翌月繰越あり
クーポンON/OFFスイッチ

※1 SIMカード3枚のファミリープランです。
※2 通話付SIMでは標準でついています。
※3 二階層定額プラン:30.5MB未満まで361円、30.5MB以上で2,361円。
※4 電話基本パックでの提供(留守番電話サービス+三者通話サービス+迷惑電話撃退サービス)

参考リンク:  UQ mobile、  mineo 、  IIJmio 

 

UQ mobile特徴① au通信網を利用していること

これは圧倒的な特徴になります。

現在、格安SIMサービスを提供している会社のほとんどは、ドコモの通信網を利用しています。

au網を利用しているのは、今までは「mineo」だけでした。

ですが、ここにもうひとつの選択肢が生まれたことになります。

どこの通信網であるかが、我々利用者側にどう影響があるかというと、一番は、使える端末の種類です。

今現在は、各キャリアが端末にSIMロックをかけているので、販売しているキャリア以外のSIMは使えないようになっています。

例えば、僕がオススメする「IIJmio」はドコモ網のMVNOですので、au やソフトバンクの端末にこのSIMを挿しても動作しません。

つまり、現在auと契約している人が、今使っている端末のそのまま利用して格安SIMに変更しようとした場合は、これまでは「mineo」しか選べなかったんですね。

それが、今回、「UQ mobile」という選択肢が増えた、ということになります。

 

UQ mobile特徴② 料金が安い

これは「mineo」と比較して、ということになりますが。

MVNOは大手キャリアから通信網を間借りしてサービス提供するのですが、ドコモの借用料に比べて、au やソフトバンクの借用料はかなり高いようです。

そのためか、「mineo」の料金設定も、「IIJmio」をはじめとするドコモ系MVNOよりも、かなり割高感があります。

ですが、「UQ mobile」の料金は「IIJmio」並にまで下げてきています。

このあたりは、さすがKDDI子会社ということなのでしょうか。

データSIMの2GBプランで、600円の差がありますから、結構違いますね。

これは「mineo」、ピンチかもしれないです。

ちなみに「mineo」は、27年1月までは、1GB増量キャンペーン中です。

 

UQ mobile特徴③ SIMサイズはmicroSIMのみ

これはちょっと残念ですね。

今のメジャーなSIMサイズは3種類。

標準SIM、microSIM、nanoSIM。

今でもmicroSIMが多くはあるのですが、最近発売された端末はnanoSIMも出てきています。

iPhoneは、iPhone5以降はすべてnanoSIMですし、「xperia Z3」もnanoSIMになりました。

これはつまり、au系MVNOでのiPhone対応は厳しいことを示しているのでしょうか。

ちなみに「mineo」でも、iOS8には対応できていません。

こればっかりは、今後に期待するしかないのですかね。

 

UQ mobile特徴④ 無制限プランがある

プランの種類は、なんと2GBと無制限のみ。

通話付きもあるとはいえ、なんとも潔いラインナップです。

ですが、ちょっと気になるのは、無制限プランの通信速度が最大300kbpsであること。

2015年12月31日まではキャンペーンで最大500kbpsになるようですが、それでもこれは正直、かなり遅いと思うのです。

僕が利用している「IIJmio」では、LTEを利用した高速通信と、そうではない低速通信を手動で切り替えることができるので、たまに低速でネットをしてみたりするのですが、かなり遅いです。

ちなみに速度は最大200kbpsです。

普通にサイトを見るにしても、なかなか画像の読み込みがされず、かなりストレスが溜まる速度です。

使えないよりマシ、というレベルなので、実質メールの送受信くらいにしか使えない印象です。

実際に使ってみないと分からない部分もありますが、無制限だからといって飛びついてしまうと、後悔する可能性が高いように思えます。

 

UQ mobile特徴⑤ オプションはそれなりに手厚い

「mineo」もそうですが、こちらもオプションはよいです。

公式ページの説明を書いておきます。

 

三者通話サービス 

通話中に新たに別の人を呼び出し、3人で同時に会話を可能とするサービスです。 

月額380円の電話基本パックに付いてくるサービスです。

 

迷惑電話撃退サービス

迷惑電話やいたずら電話を「お断りガイダンス」に接続して、お客様に直接電話がかからなくなるサービスです。
※非通知でかかってきた電話でも、登録可能です。
※通話せずに、着信のみ残された番号は登録できません。 

月額380円の電話基本パックに付いてくるサービスです。

 

割込通話サービス

通話中に別の方から電話がかかってきたときに、現在通話中の電話を一旦保留にして、あとからかけてこられた方と通話ができます。 

 

で、オススメかどうか

人によっては、オススメだと思います。

オススメするのは、こんな人。

①今、au と契約していて、au端末を持っている人。

②au の中古端末で、どうしてもほしい機種がある人。

 

①に関しては説明不要だと思うので、②について。

今のところ、白ロムといわれる中古端末では、auの端末がかなり安いです。

例えば、今日時点でみると、

ドコモの「xperia Z2 SO-03F」は、おおよそ47,800円〜59,800円くらい。

でも、au の「xperia ZL2 SOL25」は、おおよそ32,800円〜38,800円くらい。

15,000円くらい安く購入できるんですよ。

ドコモの中古端末は、SIMロックを解除しなくても多くの格安SIMを使えてしまうので、中古市場でも人気があり、高いんですね。

ですから、「どうしてもXperiaがほしい!」など、ほしい端末が決まっていて、それがau端末で安く手に入るなら、ひとつの選択肢ではあると思います。

ですが、au のSIMロックがかかった端末を買ってしまうと、端末を買い換えずに変更しようと思った時に、MVNOは「mineo」しか選択肢がないことになりますので、そのあたりを承知した上で、よく考えて決めるのがよいと思います。

 

逆に、それ以外の方は、やはり「IIJmio」のようにドコモ系MVNOをオススメします。

以前は、「mineo」のほうが通信速度が安定している、とも言われていたようですが、現在では状況が変わってきているように聞こえてきます。

であれば、選択肢が多いほうがよいのではないでしょうか。

 

あとがき

“まよい犬

こうなってくると、ソフトバンク系のMVNOがいつ出てくるか気になるところです。

Y!mobileがそうだ、とも言えるのですが、やっぱりちょっと違いますよね。

現在は、MVNOのシェアが10%近くまで上がっているという話も聞きました。(未確認情報ではありますが)

ソフトバンクは、急に大きく動いたりするので、この年末年始あたり、なにか起きないかなぁと、勝手な期待をしていたりするのでした。

 

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