【札幌UberEats日記】31日目 Uber Eats配達員の辛いところ(デメリット)
前回は、良いところを書いたので、今回はマイナス部分を書きます。
お気楽で自由な仕事ではありますが、当然よいところばかりではないので。
辛い① 誰でも稼げるわけではない
YouTube動画等ではよく、初心者でも時給1,000円くらい、慣れてくれば2,000円以上という話が当たり前に聞こえてきますが、少なくとも札幌ではそんなことはありません。
私の場合は、良い時で時給1,200円くらい、悪い時だと500円くらいの時もあります。注文がコンスタントに来るわけではないということなのですよね。
Uberの注文数が多い地域は、やはり街中のすすきの、大通、札幌駅あたりなのですが、このへんは配達員も非常に多く、注文の取り合い状態になっているため、このエリアで回っていても全然稼げません。では、中心部から離れればいいかというと、そうすると今度はUber登録店が少ないので、あちこちに飛ばされて、これまた効率が良くありません。
そんな感じで、現在の札幌では、まだまだ発展途上な仕事なのだと感じます。ガチで取り組んでいる人は、1日で10,000円以上稼いでいる人もいるようですが、私のようにライトに緩くやっている人は、あまり稼げないのが現状ではないかと思います。登録店も利用者も、まだまだ少ない印象です。
辛い② 注文が来ないと非常に非効率
前述したとおり、現状では待ちが多いのですが、待ち時間が長すぎるとすごく暇です。いつでも出発できる状態で待機しないといけないですから、喫茶店でお茶したり、パソコンで何か作業なんてできません。
なので、注文が来やすいマクドナルド周辺で待機し、同じく待機しているUber配達員同士で談笑しているのをよく見かけます。
これも、15分くらいならまだ待てますが、30分以上とか、1時間以上となってくると、さすがに暇だし、時間がもったいなく感じます。
その上、稼ぎも全然ないのですから、二重苦です。半日いて、1,000円以下なんてことも普通にありえますから。
辛い③ 交通事故の危険性が高い
フードデリバリーは基本的に個人事業主ですから、会社勤めのような手厚い福利厚生があるわけではなく、何かあっても全て自己責任です。
Uberには一応、事故保険がついているのですが、あくまで配達中だけの適用で、店へ取りに行く道中や、帰りの道中は適用されません。そしてなにより、交通事故を起こしたら、1発でアカウント停止です。永久追放です。もうUber配達員はできなくなります。
そこまで大きな事故でないにしても、例えば、自転車をぶつけたりしても当然自己負担ですし、ちょっとしたトラブルも自分で解決しなければなりません。
単に通勤で走っている時間とは異なり、かなり長い時間走っているので、疲労度や油断も含めて、事故の可能性は非常に高くなると思います。
辛い④ 意思が弱いと続かない
やるのもやらないのも自由なので、自分で意思をしっかり持たないと続きません。
例えば、ありがちなのが、朝9時から配達しようと思っていたのに、起きたら10時を過ぎていて、そのまま二度寝して11時になって、なんとなくだらだら12時を過ぎて、こんな時間だしもういいやー、と結局何もせずに終わってしまうこともあります。
もう1つありがちなのが、一番稼げるのは11:00〜14:00、18:00〜21:00なので、この時間を中心に動くことになるのですが、間に休憩をはさむことで、仮眠をとってしまい、そのままめんどくさくなって夜はやらない、とかあります。
個人事業主あるあるかもしれませんが、会社のように出勤時間が決まっていないので、自分で働く時間をしっかり管理してやらないと、全然稼げません。
辛い⑤ 飽きる
これはベテラン配達員が言っていた事なのですが、この仕事は飽きやすいです。そりゃ、同じことの繰り返しですからね。容易に想像できます。
楽しいのは最初の1ヵ月くらいで、それから徐々に「飽き」との戦いになります。これはどの仕事でも同じなのですが、配達員はその色が特に強いと思います。
ある人曰く「飽きたゲームを延々とやっている感じ」とのこと。
まぁ、それを言ってしまうと、ヤマト運輸や佐川急便、郵便配達の方々も同じことなので、フードデリバリーに限った話ではないのですが、自転車で走るのが楽しいからやりたい!と思っていたとすれば、長くは続かないのかもしれません。
辛い⑥ 他の仕事がダルくなる
配達員の仕事は、人との関わりがかなり薄いため、人間関係によるストレスも非常に少ないです。
会社のストレスのほどんどは人間関係によるストレスですから、それがないだけでとても魅力的な仕事に感じてしまいます。こんな働き方があるんだ?と衝撃を受けるくらいに気持ち的には楽です。
反面、そんな楽な状態でお金が稼げることを知ると、本業など、人間関係のストレスを抱えている仕事が途端にダルくなります。何もない時であれば我慢するしかありませんでしたが、別の働き方を知ってしまうと、人間はどうしても楽な方に気持ちがいってしまうので。
副業として、配達員をやる場合は一番のキモかもしれません。
辛い⑦ 長く働いても自分ブランドにならない
多くの仕事は、長くやればやるほど、自分のブランドができてきます。
会社であれば、役職が付いたり、何かのエキスパートとして認められたりします。個人事業主であれば、多くの人に認知してもらって、少しずつ信用を得られます。
でも、UberEats配達員にはそれがありません。事業の看板はあくまでUberですから、どれだけ一生懸命頑張ってもその実績は良くも悪くもUberが背負います。
一応、店や注文者から配達員としての評価を得られますが、その評価によって時給が上がっていくわけではないし、注文者から指名されて配達を受けることもありません。なんとなく注文が来やすくなるらしい、という漠然とした噂があるだけです。
どこまでいっても「替えのきく配達要員」でしかないのが、辛いところです。(これは長所である、「いつでもできる、いつでもやめられる」と裏返しではあるのですが)
辛い⑧ 冬は働けない
札幌に限った話ですが、冬に雪が積もる札幌では、当然ながら自転車での配達ができないと想像されます。
冬でも自転車で走ってるぜ!という人もいるでしょうが、東京では、雪が降ったらUber側がサービスをストップさせてしまうようです。危険なので、配達をさせないわけですね。
まぁ、仮に配達ができたとしても、道がガタガタの状態になりますから、料理をこぼしてしまう危険性が格段に跳ね上がります。というか、こぼさずに運ぶのは不可能ではないでしょうか。郵便物ならバイクで配達もできそうですが、料理は実質無理なのではないかと想像します。
これはまだUber側から公式の発表があったわけではありませんが、冬は自動車での運送業者に委託するという話をネットニュースで見ました。それが一番現実的な気がします。
辛い⑦ いつサービス終了するか分からない
今現在はコロナ禍の影響で、フードデリバリー需要が高いですが、それがいつまで続くのかは未知数です。
どの事業でも絶対に安定なものはないとはいえ、消滅する可能性としては結構高い業種のように感じています。なので、これを専業にして生計を立てるような仕事ではないという印象です。
日銭を稼ぐには、本当に最高の仕事だとは思いますが。
思いつくまま、ザラッと書いてみました。
私としては非常に気に入っている仕事ではあるのですが、良い面も悪い面も、かなり尖っているというか、長短がはっきりした仕事だと感じています。
そんなことを考えた、31日目でした。
【札幌UberEats日記】29日目 Uber Eats 配達員の良いところを書く!
Uber Eats の配達員を始めてから約1ヵ月が経ちました。
この仕事、本当にすごいですね。 働き方改革という言葉は、この仕事のためにあるのではないかというくらい、今までの仕事の概念を覆されました。
そんなわけで、Uber Eats配達員の良いところを挙げていこうと思います。
凄い① 面接がない
ここからして今までの仕事の概念が吹き飛んでます。今まで生きてきて、面接なしで仕事を始めたことはありませんでした。すごい。
面接がないということは、履歴書なんて作る必要はないし、面接官に嫌味を言われることもありません。というか、犯罪歴でもない限りは、やりたい人は誰でも働けるということ。すごい。
とは言っても、なんでも好き放題できるわけではもちろんなく、店やお客さんからの評価システムがありますから、その評価が一定以下になると永久追放となって働けなくなります。まぁ、そんな人も少ないとは思いますが。
この点の一番うれしいところは、年齢によって書類選考落ちとかないところです。いい年したおじさんが、何か副業をしようと思っても、おじさんのバイト先なんてそう見つかるものじゃないのです。
今よりももう少し収入を増やしたいという中年層には、これほどありがたいシステムはないかもしれません。
凄い② シフト不要
従来の働き方というのは、働く時間が定められているのが普通でした。9時〜17時とか。月〜金とか。そうじゃないと、人員配分ができないので当たり前です。
でも、Uber配達員は、予約が一切不要です。やりたい時に始めて、やめたくなったらやめられます。前もって休暇届けなんて出す必要はなく、いつどのくらい働くかは本人が自由に決められます。こんな仕事、今まであったでしょうか? 当然、ないです。
こういう事を許してしまうような仕組みで、Uberのデリバリーシステムは組み上げられているのが凄い。注文する人に対して、常に最高のサービスを提供するわけではなく、配達員がいなかったら注文もできませんからね、っていう仕組みにしてしまってるのが凄い。日本では絶対に生まれない考え方のサービスですよね。
凄い③ 失業者にとっても最高の仕事
上記2つの理由を合わせると、失業中の繋ぎの収入を得るために最高の仕事になります。
働く気があればほぼ確実に働ける上に、いつでも始められるし、いつでもやめられるし、仕事が決まった瞬間からもうやらなくてもいいですし、こんなセーフティネットは他にないと思います。
もちろん、副業としても最高です。
凄い④ 適度な運動をしながら収入を得られる
個人的には1番に持ってきたいくらいの内容でしたが、ニーズは人によるのでこと位置に。
自転車で1〜2時間配達すると、かなり良い運動になります。しかも、疲れすぎるわけでもなく、結構ちょうどいい強度の運動です。強烈な肉体労働だと続きませんが、やろうと思えば丸1日でもできてしまうくらいの運動なのです。
一度、これを体験してしまうと、お金を払ってジムに行くのなんてバカバカしくてやってられないと思います。しかも、配達という仕事は、目的地があるので、時間が経つのがとても早く感じます。場所を探しながら走っていると、いつの間にか2時間経っているというイメージです。
それでいて、しっかり運動になっていて、私は約1ヵ月で3kg痩せました。痩せ方もちょうどいい感じです。
何度も書きますが、これをやると、痩せるためだけに時間を割いてジョギングすることすらバカバカしく感じてしまいます。
凄い⑤ ほぼノーストレス
ストレスがゼロとは言いませんが、人間関係がらみのストレスがほぼないので、会社勤めしているような人からしたらノーストレスみたいなものです。
人間関係というものは、いかにストレスに原因になっていたのかと改めて感じております。
ただ、逆に、仲間と助け合ったり、一体感を得たり、雑談をしながら笑い合ったり、そういった事とも無縁となるので、いいことばかりとは言えない面もありますが。
凄い⑥ 個人の信用がいらない個人事業主
いらないというのは言い過ぎかもしれませんが、それに近い状態だと感じます。
個人事業主になるにあたって一番大変なのが、信用を得ることだと思います。どこの誰か分からない相手に仕事を頼もうという人はいませんから。
普通だったら、ここに1年以上はかかると想像します。もっとかかるかな?
でも、その「社会的な信用」の大半を、すでにUberが作ってくれています。これって凄いことだと思います。
Uber配達員は、Uberに雇用された社員ではなく、あくまでそれぞれが個人事業主という扱いなので、Uberからの福利厚生や手厚いサポートはありませんが、逆に、あーしろ、こうしろ等、いろいろうるさく言われることも一切ありません。お金を生む仕組みだけ作ったから、あとは自由にやってくれというスタンス。画期的ですよ、これは。
サラリーマンは特に「お金を生む仕組み」を作るノウハウがないので、そこを用意してくれているUber配達員は、副業としてもかなり入りやすいと思います。
という感じで、Uber Eats配達員の良いところを挙げてみました。
冒頭でも書きましたが、この仕事は本当に画期的なシステムで、働き方改革とはこういう事を言うのだなぁとしみじみ感じています。
もちろん悪いところもありますので、それは別途書くつもりでいますが、私にとってはメリットの方が大きいので、稼げるうちはしばらく頑張ってやってみようと思います。
そんなことを考えた 29日目でした。
【札幌UberEats日記】28日目 Uber配達員が車道を走る理由は、法律以外にもあるのです。
自転車の走行は『車道が原則、歩道は例外』という言葉があります。 法律上、自転車は軽車両なので、車道を走ることが法律を守ることになるのですが、Uber Eatsの配達員が自転車で車道を走るのは、それ以外にも理由があります。その理由がこちら。
『配達中の料理を、こぼさずに届けるため』
料理がこぼれる原因というのは、細かくはたくさんありますが、一番多いと思われるのが『縦揺れ』でして、これができるだけ起こらなくするには、車道を走るのが最も安全なのです。
歩道は、とにかく凹凸が多いです。車道と歩道の高さを調節するためのなだらかな傾斜はもちろんですが、そもそも車道に比べてメンテナンスが行き届いていないことが多く、普通の歩道でもアスファルトが剥がれていたり、補強はしてるものの部分的であるために盛り上がっていたり、その他もろもろの理由で、とにかく歩道を走っていると車道とは比べ物にならないくらいに『縦揺れ」が発生します。
自転車乗りであれば、『下からの衝撃を、ひざで吸収するテクニック』を使いますが、これも限界あります。常に衝撃があり続けると、逃しきれないのですよね。
こぼれやすい商品といえば、こんなもの。
- ドリンク類(コーヒー、タピオカ、セット系ドリンク)
- スープカレー
特に、炭酸飲料は揺れにかなり気を使いますし、そもそも、店によっては、密封状態が緩くて少しの揺れで外に漏れてしまう場合もあるようです。 私は幸い、まだ一度も漏れてしまった経験はないのですが、それでもやはり液体系のデリバリーはとても気を遣います。
自転車の走行は、常に車道を走ればいいというわけではなく、路肩が狭い道路や、1車線の道路などは、状況に見ながら歩道を走るようにしていますが、デリバリー中はなるべく車道を走っています。
自動車側から見れば、路肩を走る自転車は正直邪魔なのは分かりますが、業務上の理由もあるということは、理解しておいてほしいなぁと、Uber配達員としては思うところであります(なるべく車道側へ寄らないように気をつけます)。
そんなことを考えた、28日目でした。
【札幌UberEats日記】26日目 駐輪禁止エリアで厳重注意ステッカーを貼られた話
厳密には、昨日の出来事なのですが。
Uber Eats配達をやっていて困る事の1つに、駐輪場所があります。すすきのや大通り、札幌駅周辺は、基本どこも駐輪禁止区域のため、自転車を停めておく場所がありません。かと言って、バカ正直に有料の駐輪場に停めていたら時間とお金がかかってしょうがない。
なので、一時的にですが、駐輪禁止の場所でも停めざるを得ません。 これはしょうがないか、と思っていたのですが、法律はそれを許すわけもなく。
昨日、とうとう、自転車に厳重注意ステッカーを貼られてしまいました。とはいっても、ちょうど貼っているところに帰って来れたので、事情を説明して、ひとまずステッカーは剥がしてもらえました。係員の方も、Uber Eats や Wolt などのフードデリバリーについて一定の理解はあるようです。基本的には、ピックアップの際には店舗の敷地内に駐輪するようには言われましたが、地下街などの店舗はそれもできません。 そして、やはり駐輪禁止の場所に停めてあると、見つけたらステッカーを貼らざるを得ないのもまた事実のようで。
このあたりはまだ、法の整備が追いついていないような印象です。
フードデリバリーは事業ですから、扱いとしては、ヤマト運輸や佐川急便などの運送トラックと同じ扱いにしなければいけないのでしょうが、自転車がいくら軽車両だからといって、車道の路肩に駐車するのはどうも違和感があります。郵便局の原付などは車道の路肩に停めてますけどね。やはりこれにならった方がいいのかなぁ。
今回の係員の方の話では、5分以内の一時的な停車であれば、撤去されることはないので、なるべく早めに戻って来て下さいとの事でした。ただ、もしまた同じように見回りがあったら、Uber配達で使っている自転車であることが明記してないと、それも判別できません。
なので、急遽つくりました。配達中プレート。
雨の日を考えて、防水スマホケースの中に、自作した紙を入れました。ぐにゃぐにゃにならないように、下敷きをカットしたやつも中に入れて強度を上げてます。
ひとまずは、街中で駐輪する時には、これをサドルにぶら下げておこうと思います。 5分くらいなら見逃してもらえるかどうかは、やってみないと分かりませんが、何もないよりは効果はあるはず!
そんな感じの26日目でした。
【札幌UberEats日記】25日目 9.5kmの超ロング配達を初体験.......
疲れた。今日は気持ち的に疲れた。
UberEatsは基本的にお気楽なので好きなのですが、たまにありますよね、ストレス案件。
なんと、9.5kmもの超ロングピックを初体験してしまいした.......時間にして約50分の長距離配達です。体験したくなかったよ......。
とあるチェーン店で商品を受け取り、配達先を確認しつつ、現地へ向かいます。普段ならココで、おかしな入力があれば気づくのですが(このへんだいぶ慣れてきました)、今回は番地や建物名まで入力されているので見過ごしてしまいました。後から見ると、番地などは入力されてはいるのですが、入力する欄が全然間違っていたため、地図上のピンがズレていた、という事でした。やられたわ....。
しかも、このピンずれ(実際の配達場所と位置がズレること)、少しぐらいの誤差なら良いのですが、何を間違ったか、全然違う、はるか遠くの場所にありました。ピン情報の住所を見ると「札幌市中央区」とだけ記載がありました。中央区なら、札幌駅あたりを指してくれていればまだ良かったのですが、これもなぜか全く違う別の場所を指していたのです。
間違った現地に着き、建物名を探しますが、全然ありません。一応、建物名でGoogle検索してみると、全く違うはるか遠い場所がヒットしました。
「ウソだろ.....?」
呆然としていると、注文者からメッセージが。
「家と全然違う場所にいるようですが、こちらへちゃんと向かってますか? 住所は○○○○○ですが。」
さっきヒットした住所じゃねーか..........。
「申し訳ありません。地図情報が間違っていたようです。すぐにそちらへ向かいますので、もうしばらくお待ち下さい。」
おそらく、ここから30分くらいはかかる場所にテンションが下がりまくりですが、配達するしかありません。夜のピークタイムにこれはキツイんですよ。疲れるわりに全然稼げないから。
そして、ようやく正しい場所へ到着。建物名も間違いありません。ただ、正直、ここから先も気が進まないのです。 何故ならば、入力した自宅住所が間違っていることを注文者に伝えないと、今後も同じ状況が続くので、正しく入れ直してもらうようお願いしなければなりません。
でも、そもそもこういう状況になるような方って、大抵、面倒くさがりだったり、横柄だったりするので、スムーズにいかないことが多いんですよね。
ひとまず、心の準備をしつつ、部屋へ向かいます。
私「大変、お待たせしました〜。」
注文者「なんかすいませんね。」
私「いえいえ。ただ、自宅住所が誤って入力されているようなんですよね。」
注文者「この前の人は、途中までおかしな方向に行ってましたけど、ちゃんと来てくれましたよ?」
私「おそらく、Googleで建物名を検索したのだと思います。自宅住所が正しく入力されていないと、同じような.....」
注文者「(私の話を遮って)はい、はい、入力しなおしておきますんで、はい、はい。(めんどくさそうに)」
バタン!
まぁ、こんな感じですよ、はい。
自分が間違っているのに、それを正そうとしないで勝手に不機嫌になる人っていますよね。正直、めちゃくちゃ嫌いなタイプです。
ただ、まぁ。
このへんはUberアプリの使いにくさにも原因がありまして。
今回は、ある全国チェーン店への注文だったのですが、Uberアプリって、そもそも、全国チェーン店のリストが表示される時、自宅から遠い店が平気で上位に表示されたりするようなのです。(実際、地図で確認しましたが、距離的に半分以下の店舗がちゃんとありました。)
今回の場合は特に、自宅住所も全然おかしな場所になっていたので、それも相まって、かなり遠い店へ注文してしまった形だったと想像します。
ただでさえロングピックだったところに、更に住所入力不備が重なって、9.5kmもの超ロングピックが誕生してしまったと思われます。
このへん、Uberアプリはもうちょっと改善してほしいなぁ。注文を確定する前に、配達員側に表示される地図情報を表示するとかして、間違ってたら注文者が自分で気付けるようにしてほしい。このへん、Uber側に意見をあげたいけど、そういう窓口って見当たらないんですよね。というか、この仕様は、おそらくUber側も分かってるけど放置してるように感じます。良くも悪くもいい加減なんですよね、Uberって。手厚くないというか、手間をかけないというか。だから、おそらくは、この仕様なりに使っていくしかないのでしょうね。
ということで、ピンずれの話。 今回で、入力がおかしな時に気づくための経験値が更に上がった気もするので、ヤバそうな時は、向かう前にしっかりとメッセージのやりとりで確認しようと思います。もう慣れるしかないですからね。
そんな感じの25日目でした。
【札幌UberEats日記】21日目 雨の日の稼働! カッパって凄いね。
本日の天気は、終日雨です。
暑い日であれば、ジョギングウェアでズブ濡れになるスタイルで配達するのですが、今日は気温が少し下がるということで、寒さ対策のために、朝からワークマンに行ってカッパを買って来ました。朝7時から営業してるって凄いですよね。
ワークマンはUberEats配達員の御用達ショップのようで。 安くレインウェアを買うなら、この店が良いらしいです。 お金に余裕があれば、モンベルのゴアテックスとか非常に良いみたいですが、結構高いんですよね....(上だけで1.5万円とか)。
買ったのはコチラで、上下で4,900円。耐水圧は 10,000mmあれば、豪雨でも大丈夫とのことだったので、これにしました。更に上の20,000mmもありましたけど、耐水圧が上がれば上がるほど蒸れやすくなりそうなので、ほどほどのモノにしておきました。
さて、このレインウエアを来て、配達してみましたが。
結構な雨だったのに、中は全然濡れません!
すごいね、カッパ。
カッパの他に、防水シューズ(短めの長靴みたいなやつ。1,900円)も買ったのですが、靴の中も全然濡れなくて、快適に配達できました。暑い日なら濡れても逆に気持ちいいくらいなんですが、気温が低くなると、濡れると寒いですからね。雨対策はとても大事だと思います。
そうやって防水ウェアをしっかり着て挑めば、雨の配達自体はそれほど大変じゃないです。まぁ、感じ方は人によりますが...。 もちろん、晴れた日よりは、こんな事に注意が必要です。
- フードをかぶるので視界が狭くなる。
- 路面が滑りやすくなる。特に街中はタイルが多く、とても滑りやすい。
- スマホは防水ケースに入れるので、操作がとてもやりにくい。
- スマホの充電もしにくい。小雨のタイミングでマメに充電。
- 商品の出し入れは、雨に濡れないように少し気を遣う。
などなど、ありますが、それほど苦痛なものでもなく。
にしても、雨の日の日曜日は、注文が次から次にきます。配達がまだ終わってなくても、次の注文がガンガン来て、次を決めるまでピコンピコン鳴り続けるので、かなりウザい.....。今日は注文を選び放題だったので、なるべく配達先から近い店を選びたかったのですが、さすがにそこまで好きには選べないですね。
それと、こなせる配達件数もちょっと少なくなりますか。
今日は、10:30〜15:00で雨の日インセ(特別ボーナス)があったので、その時間だけやって来たのですが、10:30〜14:00で 7件でした。12件こなせれば、3,000円の特別ボーナスだったんですが、私は7件だったので、1ランク下の「6件配達で 1,080円」でした。
3時間半の稼働でしたが、晴れた日より体力の消耗が激しいので、昼と夜のダブルはやめておきました。ウェアも濡れてますしね。個人的には、そこが一番違う点かもしれない。昼だけやったら、もういいや、って感じです。
今日の稼ぎは、特別ボーナス入れて、3,652円。
もうちょっと稼ぎたい思いもありますが、急いで転んだりしては元も子もないので、少しずつ体力とコツをつかんでやっていこうと思います。
そんな21日目でした。
【札幌UberEats日記】18日目 UberEats配達をやって悲しかったこと、嬉しかったこと
UberEatsを始めて2週間以上が経ちました。
一見、気楽で楽しそうな配達の仕事ですが、細かなところではいろいろ一喜一憂がありますので、そのあたりをご紹介します。
まず悲しいことから。
悲しい①
店の店員さんや配達先の方から、見下した対応をされる。
配達は底辺、なんて言葉を聞きますが、やってみるとその意味をしみじみ感じます。
例えば、店の方から言われた言葉。
「そこにちゃんと番号書いてあるんで、いちいち呼ばないで、見て勝手に持っていってもらえます?」
今までで、2回だけ、こういう言葉をあびせられました。 言葉で言われなくて、なんとなく態度が冷たかったりしたこともチラホラと。 別に優しくしてほしいわけではないですが、明らかに上から目線の対応は、ちょっと嫌な気持ちになります。
悲しい②
車道の路肩を走っていると、自動車から幅寄せされる。
これは、ごくたまになのですが、結構怖いです。 自転車は法律上は軽車両なので、走行する時は車道が原則です。でも、自動車からすれば、車道の路肩を走る自転車は、とても邪魔なのですよね。まぁ、この気持ちはよく分かります。
でも、だからといって、幅寄せしていい理由にはなりません。自転車との距離を開けていないとか、そういう次元ではなく、明らかに意図的に幅寄せしているのが分かるレベルで、たまにやられます。自転車は生身ですから、接触でもしたら大事故になります。そのことを分かってるのでしょうかね。
これ、思うのですが、たぶん、自転車は歩道を走るものだという間違った覚え方をしているのではないでしょうか。年配の方に多いです。
死んだら洒落になれないので、本当にやめてほしいです。
次は、嬉しいこと。
今日、配達した先で、お茶を頂きました。
UberEatsの配達先で冷たいお茶をいただいた〜。
— 広野ヨウ (@mayoinu) 2020年8月27日
ありがたすぎます😊 pic.twitter.com/x2goUxmcDR
これ、めちゃくちゃ嬉しかったです。
今日はとても暑い日で、汗が止まらない状態で配達をしていたので、キンキンに冷えたお茶を飲んで、一気に生き返りました。
Uber Eats では、注文者が配達員にチップを送れる機能があり、これがもらえると非常に嬉しいのですが、今回のお茶は、チップよりも嬉しかった! 見ず知らずの人に、こういう事ができる人って素晴らしいですね。心にゆとりがあるんだろうなぁ。
本当にありがたく頂きました。
嬉しい②
配達時に、優しいメッセージをもらえる。
Uber Eats では、注文者と配達員はメッセージでやりとりができるようになっています。基本的な使い方は、配達時の住所確認等なのですが、そうではないメッセージをくれる方もいます。
「今日は暑いので、熱中症には気をつけて配達してくださいね。ゆっくりで構いませんので。」
ちょっとした一言なのですが、配達というのは単調な仕事なので、こういうちょっとした優しい言葉が嬉しかったりします。 ゆっくりといっても、別にどこかで休憩するわけでもないのですが、気持ち的には随分違うものなのです。
さて、面白いのは、こういう優しい言葉をかけられるのも、冒頭で書いた、悲しくなるような言葉を浴びせられるものも、どちらも全て女性からです。女性は良くも悪くも感情が豊かということでしょうか。
男性は、淡々としているというか、ビジネスライクで、失礼はあまりないですが、逆に優しくもないという感じ。性別の差は、こういうところでも出るのですねぇ。
そんなことを感じた、18日目でした。