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非接触型ICカードは「切り込み」を入れても使えるか試してみました。

昨日の記事の続きです。

昨日は表面を削って全貌を明らかにしてみたので、いよいよ切断に入ります。

さて、早速やっていきます。

 
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まずはここから

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紙やすりで削る前の状態です。

実は、あまり削りすぎて使えなくなると困るので、まずはこの状態で検証してみたのです。

ちなみに、念のため、この状態でコンビニの会計をしてみたのですが、問題なく使えました。

まぁ、表面を少し削っただけですからね。

 
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やってみたいのは、こんな感じ。

まず、アンテナの一部分のみを切断しても使えるのかどうか。

これができるなら、その後にもいろいろ応用動作ができそうです。

 

切ってみた

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ハサミを入れます。

 
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はい、ざっくりいきました。

これで、アンテナは完全に切断された状態。

この状態で、電磁誘導による電流が発生するのかどうか。

そして、切断しているのをはっきり確認するために、写真のようにあえて上下にずらして切断した部分が接触しない状態で使ってみます。

ドキドキしながら、コンビニに行ってきました。

 

結果は?

使えませんでした〜!!!

レジのカード・リーダライタにぴったりとつけて読み取らせたのですが、いつまで経っても認識してくれません。

かざした状態で一定時間経つと、「ピー」といってエラーがでるのですが、3回やってもダメでした。

そして、念のため、先程は切断面を少しずらしていたのを、ぴったりくっつけた状態にして更にトライしてみます。

それでもダメ。

一度切断してしまうと、断面が接していても電流は発生しないということなんですね。

更に念のため、後日、別のコンビニ2箇所で同様に使ってみたのですが、やはり認識してくれませんでした。

ICカードは、廃棄する時にはICチップ部分を切断して廃棄しますが、ICチップは無事でも断線しただけで使えなくなってしまうのですね。

 

つまり、QUICPayコインも小型化できない

検証の結果、アンテナ部分でも断線してしまうと使えないことが分かりました。

さて、ここで僕の本来の目的を振り返ります。

僕がやりたいのは、

『QUICPayコインを腕時計に取り付けるために、更に小型化する』

ということ。

 
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でも、これはできなという事です。

かすかな望みをかけるとすれば、QUICPayコインのアンテナが、コインの外周に沿った丸型でなく、四角くなっていること。

そうすれば、アンテナを断線させないよう、外側だけ切断することもできます。

でも、普通に考えれば、丸型にアンテナをはるはずですね。

ということは、通常どおりそのまま利用するしかないということ。

うーん、そうか〜。

まぁ、しょうがないですね。

 

最後に

先日の記事でコメントをくれた方々、ありがとうございました。

特に、僕は ICカードが「貸与物」であることを知りませんでしたので、cardmics様(id:cardmics)をはじめ、教えて頂いた方々にはこの場をかりてお礼申し上げます。

一応、会員規定をひととおり読んでみたのですが、確かにQUICPay専用カードは「貸与物」なのですが、ICチップ自体を分解、解析したりしなければ大丈夫のように読み取りました。カードの返却義務もありませんしね。

ただ、僕がそう読み取っただけですので、なにか問題があるようであれば、すぐに記事を削除するつもりではいます。

突然、記事が消えていた場合は、そういうことなのだと思って頂ければ幸いです。

 

あとがき

“まよい犬

あと気になるのは、カード・リーダライタにかざす時、どのくらい近づけないといけないのか。

QUICPayコインは、小型化したぶん、カードよりもアンテナが弱いことが予想されるので、先日自作したコインホルダで認識してくれるかどうか分かりません。カードタイプですら、3cmくらい離すと認識しませんでしたから。

さてさて、どうなることやら。

QUICPayコインが届くのは4月中旬くらいということだったので、今週には届くはず。

早く届かないかなぁ。

というところで、今日はここまで。

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