扇風機がぶっ壊れました。
リコモンが壊れても、首振りができなくても、使い続けて15年以上。
まぁ、大往生でしょうかね。
ということで新しい扇風機を買うことにしたのですが、最近の扇風機は「風の質」にこだわってるというじゃないですか。
昔の扇風機と何が違うんだろうって思いますよね。
そんなわけで、いつもの如く調べてみました。
どんな種類があるか
ひとえに扇風機といっても、今はいろんな種類があります。
ダイソンとかは羽のない扇風機を出してますよね。
なので、最初はどんな種類のものがあるかから調べました。
リビング扇
扇風機といえばコレ。
涼むだけなら十分な性能です。
安いやつなら2,000円台からありますから、とりあえず何でもいいならこのタイプになるんでしょうね。
タワーファン
はい、でましたダイソン。
今時の扇風機でまず最初に浮かんだタイプです。
羽がないので子供がいても安心。
でも、価格が高い。
上のやつも5.7万円ですから。
送風以外にも空気清浄ができるタイプもあるようですが、やっぱり高いよなぁ。
スリムタワーファン
こちらも羽がないタイプ。
ダイソンのよりも細くて省スペースです。
写真の物は、価格も1.3万円とダイソンほど高くはないです。
スペースをとらないので、隙間に設置しやすいですね。
サーキュレーター
部屋の空気を循環させるサーキュレーターも、首振り機能がついたタイプもあります。
写真のものは4,600円くらい。
冬も使うことを考えて、こっちを買うのもひとつの手ではあるかも。
扇風機とサーキュレーターって何が違う?
まず最初に思った疑問。
漠然とは分かるけれども、具体的にどう違うんだろう。
扇風機は、人に直接風を当てる
- 風量は少なめで拡散するため、遠くまで風が届きにくい
- 比較的静かなものが多い
- 首ふり機能で直接風があたり続けるのを防いだり、風量の調整・タイマーなど、多機能。
サーキュレーターは、室内の空気を循環させる
- 風は強く、まっすぐ直線的に遠くまで届く
- 強く集中した風なので、人間の体に当てるには向きません
- 音や振動が大きいこともあるので、就寝時にも不向き
- 機能が限られているものが多いですが、首振り機能やタイマー付きもあります
- 掃除・メンテナンスしにくいものもあるので要注意
引用元: 最新扇風機・サーキュレーターの違いと選び方【メーカー説明員さんに聞いた】- NAVERまとめ
なるほど、文章で読んでみると納得です。
こうやって考えると、やっぱり涼むために風に当たりたい目的ならば、普通に扇風機のようが良さそうですね。夜に寝る時にも使いたいですし。
リビング扇か、タワーファンか
続いての問題。
これはどっちがいいんだろう。もちろん用途によるんでしょうけれど。
いろいろ調べた結果、大雑把に考えると、
省スペースを重視するなら、タワーファン。
なんでもいいなら、安価なリビング扇。
フワッとした優しい風を重視するなら、高価なリビング扇。
って、とこですかね。
僕の場合、部屋のスペースに特に困っているわけじゃないので、タワーファンである必要はないかな、という感じ。
むしろ、せっかく買うならば、ただの送風じゃなくて、「質感の違う優しい風」を味わってみたい気持ちがフツフツと沸いてきました。
DCモーターって何?
おおよその方向性は決まったので、さらに詰めて調べていると、必ず聞こえてくるキーワードが「DCモーター」。
これまでのADモーター(交流)に対して、DCモーター(直流)らしいですけど。
なにやら凄くいい物らしいけど、これ何?
機種によって違いはあるものの、大体、一般的には下記のような機能が追加されています。
・静音設計で音がとても静か
・羽根を工夫して風速・風量の大幅なパワーアップ
・ムラのない優しい風を作れる
・細かな風量調節が可能
・上下左右の首振り角度調節機能が大幅に拡大
・センサーで自動ON・OFF機能搭載
・サーキュレーターとしても使用可能
・操作パネル・リモコンの機能拡大中でも特筆すべき点は、静音性のアップと細かな風量調整が可能になった点でしょうか。
引用元: DCモーター搭載の扇風機は買うべきか?メリット・デメリットを徹底解説! - 暮らしのお悩み相談室
ほっほう。
他サイトでは「省電力」がよく言われていますけど、上記サイトではそうじゃないと書かれていました。
僕が特に気になるのは上の3つ、「音が静か」「風量のパワーアップ」「優しい風」です。
こればかりは体験してみないと分かりませんねぇ。
行くか。
行ってくるかヨドバシへ。
ヨドバシカメラにて
やってきましたヨドバシカメラ。
ネットでいくら調べようが、実際に風にあたってみないと何も分かりませんからね。
ただ、僕は「優しい風」の扇風機が興味があったので、とにかく有名なアレを確かめてみたかった。
こいつ。
高級扇風機の代名詞『バルミューダのグリーンファン』です。最近はスチームするオーブントースターでも話題でしたね。
で、売り場につくなり早速風に当たってみました。
おぉ、確かにふわぁ~っとした風..........なんだけど、正直あまりよく分からないなぁ。
風質が違うことは確かに分かるのだけど、これがいいかどうかまではよく分からない。
それに、機能がシンプルすぎて、僕がよく使う「リズム風」が使えない。扇風機の風って、ずっと当たり続けてると寒くなります。かと言って強風状態で首振りすると、テーブルの上の紙類が吹き飛んでいくし。
なんか、他の機種のほうがいいか?
うーん、うーん。
とりあえず、他のもいろいろ調べてみよう。
ヨドバシで売り場の最前面に売られていた商品。今のイチオシなのでしょう。
触ってみると実際良さそうでした。
製品の特長は、
- 風量が無段階のアナログ式。
- 小型軽量タイプなのに、しっかりした風量。
- 上向き90°、下向き10°に可動するためサーキュレーターとしても使える。
- 特殊な形状のカモメファンにより優しい風。
- 羽サイズは25cmと少し小さめ。
- リズム風あり。
- 高さ調節あり。75cm~90cm。
- 価格は約2.5万円。
うん、なかなかいいですよ、これ。
さすが最前面に置いてある機種です。
ひとつだけ気になるのは「羽が25cm」というところ。ちょっと小さいんですよね。羽が小さいと風が発生する範囲も小さくなりますから、体全体に風が当たらないんじゃないかなぁと不安材料が。
一応、これの少し羽が大きいタイプも、すぐ隣に置いてあったのですが。
羽が30cmと、ちょうどいいサイズなのですが。
「高さ調節」ができない!
正確には、中間軸を外せば低くはできますが、いちいち外すのが面倒です。
僕は普段は地べたで暮らしているし、寝る時はベッドなので、高さ調整を簡単にやりたいわけです。
うーん、どうしよう。
他にもいろいろ見ましたけど、他のやつは羽の形も普通のタイプで、「優しい風」って感じじゃなかったのですよねぇ。
うーん。
と、迷いながらしばらくウロウロしていたら.....店員さん登場。
ヨドバシ店員さんの話
僕の要望を説明した上で、今は「グリーンファン」か「カモメファン」のどちらかで迷っている旨を伝えました。
そうしたらば。
断然、グリーンファンを勧められました。
その理由がこちら。
グリーンファンの特長
- 本当の意味で「優しい風」を実現しているのはグリーンファンだけ。
- なぜならば、強い風と弱い風を同時に発生させる特殊が羽はグリーンファンしかないから。2種類の風がぶつかって拡散する事で自然の風に近い風を実現している。特許をとっているので他社は真似できない。
- 1種類の羽形状ではムラのある風しか出せない。
- つまり、「優しい風」という点では、カモメファンはちょっと違う。直進性はある風だが、拡散して優しくふわっとした風ではない。
- 「トン、トン、トン」というように感じるムラのある風は、長時間あたると疲れる。
- グリーンファンにリズム風がないのは、そうする必要がないから。あれは自然風を演出するための手段であり、自然風を実現しているグリーンファンには不要。
- 高さ調節ができないのも、その必要がないから。風が拡散して広範囲に広がるので高さ調整がいらない。
- 車メーカーのアウデイにいたデザイナーがデザインを担当しているので、デザイン性重視となっている。
- そのため、扇風機本体にリモコンを格納する場所はない。美観を損ねるから。
- コードレスにもできる。別売りのバッテリー(約9,000円)が必要。
- 首振りが不要ならば、同社のサーキュレーターでもいい。値段は半値くらいで風質は一緒。
素直に思いました。
グリーンファン、すげぇ.....。
高い物を買わせようとしてるとか、そんなんじゃなくて、単純に良い物を勧められている気分。
そうか、僕はこの扇風機を買うためにここに来たのか。
もう迷うまい。
「すいません、これください。」
お値段、35,000円也。
簡単に開封レビュー
▲リモコンとアダプターです。iPhone6 Plusとの比較。
▲軸を土台にセット。2つある穴は微妙に大きさが違うので差し間違いがありません。
▲特許をとっている羽部分。内側で弱い風、外側で強い風を作り出します。
▲首振り設定は特殊です。固定角度じゃなくて、自分で好きな角度を決めてセットできます。
▲中間軸を外せば、コンパクトな高さにできます。こっちのほうがいいかも。
あとがき
まんまとグリーンファンを買ってしまいました。
店員さんのセールス、うまかったなぁ。
さて、数日使ってみた使用感ですが。
店頭で使ってみた以上に、自宅の中で普段の環境で使ってみると風質のすばらしさが分かりますね。
本当に優しくて、心地よい風。
特に、一番弱い微風の具合がとてもいいです。
以前の扇風機ならば、つけると寒いし、消すと暑い、みたいな感じでしたが、グリーンファンならそれがありません。
30度くらいの首振りでずっとつけていられます。
今年からは寝る時にもちょうどよい風量で寝られそうです。良かった、良かった。