ドローンでFPVレースをやるために必要な国家資格『第4級アマチュア無線技士』を受験&取得してきました。
FPV(First Person View)とは「一人称視点」のこと。ドローンにおいては、ゴーグルを付けてドローンカメラからの映像で操縦することです。
その映像データの送受信をする際に、電波を飛ばすことになるため、きちんとした資格が必要なわけですね。
事前情報では、小学生でも取れるということでしたが、実際に取得してみた感想を書いてみます。
言うほど簡単でもなかった
さて、僕が受験したのは、講習と試験がセットになった短期集中コースのようなもの。
2日間、座学で講習を受けた後、2日目の最後に試験を受けるタイプ。
小学生でも取れると聞いていたので、講習だけきちんと参加すれば、多少寝ていたとしても、試験時にはほぼ答えも教えてもらえて楽勝、くらいに思っていたのですが、そうでもありませんでした。
国家資格を舐めてました。
簡単に取れるのは確かに間違いではなかったのですが、正確に言うと、「2日間ちゃんと勉強した人なら、簡単に取れる」ということでした。
初日は9:00〜17:00、2日目は9:00〜14:00、この間びっちり真面目な講習です。電波の性質から電気回路、電波法まで。久しぶりにガチの勉強をしました。
おおよその構成としては、試験用の練習問題が合計で60問あり、それらの問題に関わるところを講義で説明した後、実際に問題を解いていくという流れ。 単に、暗記すればいいというわけじゃなく、全体的に知識を身につけましょうという進め方は、やはり国家資格ですね。
本番試験も、練習問題がそのまま出題されるわけではなく、ちょっと内容を変えたものが出題されますから、丸暗記は通用しませんし、試験時もカンニング等は御法度。 不正が見つかった瞬間、強制退出させられるとの事でした。
とは言っても、試験自体は難しいものではありませんから、必要以上に恐れる必要もないのですがね。
2日間の講習&受講で、17,000円ほどかかりますから、受験する人もいいかげんに受ける人もおらず、みなさん真面目でした。安いお金でもありませんしね。落ちるわけにはいきません。
僕は講習と試験がセットのものに申し込みましたが、独学で勉強して試験だけ受けることもできるようです。どっちがいいでしょうかね。 講義付きのほうが本番に近い練習問題で準備できますから、講習とセットのほうが確実で、勉強に必要な時間も少なくて済むように想像します。
ちなみに、合否結果は3日後に分かりました。自己採点で大丈夫とは思っていたとはいえ、合格できて一安心でした。
しっかり勉強する心構えで行こう
「第4級アマチュア無線技士」は小学生でも取れる国家資格です。僕が今回受講した場所でも、全員合格していましたし、過去にここで受験した人は3,000人以上いるようですが、不合格は一人もいないとの事。
ただ、誤解してはいけないのは、ここに来る人はみんなちゃんと勉強するからこその合格率だそうで、純粋に「第4級アマチュア無線技士」の合格率は約70%ほどのようです。てきとうにやる人は落ちるってことですね。
もしこれから受験しようと思っているのであれば、しっかり勉強する意識だけは持って挑むのがよいかと思います。
以上、「第4級アマチュア無線技士」を取得した感想でした。