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トイドローン始めました。操縦がめちゃくちゃ難しいけど、これはハマりそうだ.....。

数ヶ月前にMavic 2 Proでドローンデビューして、ドローンの楽しさを知り、その楽しさのあまりトイドローンまで買ってしまいました。

撮影用のMavicシリーズと違い、トイドローンはラジコン感覚で操縦を楽しむためのドローンなのですが。

いざ、操縦してみると、

めちゃくちゃ難しい! でも、楽しい!

この記事は、そんな初体験レビューです。

 

 

3次元を自由に飛べる楽しさ

まだ買ったばかりなので、自由自在に操れるわけではありませんが、それでも楽しいです。

空中を移動する楽しさ。車のように2次元で前後左右に動くだけじゃないんです。上下が加わることの自由さは、想像以上です。

似たようなことならゲームでもできるのですが、ゲームとはまた違います。ゲームの世界はどこまでいっても作られた空間で、非現実的な景色が当たり前ですし、できて当然みたいなところがあります。 だから、空を飛べたとしても意外と当たり前で、飛べること自体に感動はありません。

でも当然ながら、リアルな現実世界で人間は自由に飛べないので、その景色を自在に飛べるドローンは、飛ぶこと自体に感動できます。ちょっとした意識の違いなのですが、やってみると全然違うんです。

単なるラジコンではなくて、カメラが付いていて、ドローン目線でリアルな景色が見える。

テンション上がりますぜ。

 

但し、操縦は甘くない

びびりました。

事前に調べた情報では、トイドローンはGPSを搭載していないものが多く、機体自身が自分の座標を認識していないため、ホバリング(空中の一定の位置で留まって飛行すること)が難しいことは知っていたのですが。

「聞く」のと「やる」のとでは大違いですね。

Mavic 2 Proだと、コントローラーを何も触っていなくても、自分で姿勢と位置を制御しながら、その場でホバリングしてくれます。でもこれは、高度なコンピューター制御があってこそで、機体の傾きや、風の影響などを常に調整しながら、機体が安定するようにコントロールされているからなんですね。だから、まったくの素人でも簡単に飛ばせます。はじめて触る人でも、それなりになんとかなります。

でも、トイドローンはそんな高度な機能は付いていません。全部、手動のコントロール。

例えば、上下の高さ。
Mavicならスティックを上に傾ければ、そのぶん上へ上へと飛びますし、スティックを離せばホバリングしてその場にとどまるのですが、トイドローンは、スティックを動かさずに固定にしていても、その場に留まってくれません。上へ下へと、ブレまくります。 しかも、そのブレ方もかなり激しい。

更に、当然ながら上下だけ気をつけていればいいわけではなく、前後左右、すべてにおいて、同じことがいえます。3次元にブレまくります。同じところに留まっていられない。

Mavicではそれなりの時間、操縦練習をしていたのですが、トイドローンでは、しばらくまともに飛ばすことすらできませんでした。墜落しまくり。ここまで違うものか、と。

ようやく空へ浮かせられるようになったのは、15分〜20分後くらい。それでもまだグワングワンと上下左右に揺られまくっていました。

なぜそこまで不安定になるかというと、スティック操作がすごくシビアで、ちょっと動かしただけで移動量が大きいからです。最初はこれに凄く戸惑ったのですが、少し慣れてくると、なぜそこまで感度が高いのか、ちょっとのスティック操作で激しく動くようになっているか分かってきました。トイドローンって、かなりのスピードで飛ばすことになるので、そのスピードを維持したままコントロールするには、かなり激しい移動が必要になってくるからです。

 

撮影用のドローンとの一番の違いは、そのスピード感で、Mavicだとむしろできるだけゆっくり移動させます。動きの激しい映像は酔いますからね。 スピードを出さないということは、急激な加速や、Uターンなども必要ないわけで、スティックを大きく動かしても移動も少ないほうが操縦しやすいのです。

僕は撮影ドローンから入った人間ですから、期間が短いとはいえ、ゆっくり動かすように頭にインプットされていて、最初はわけが分かりませんでした。 コツを掴んだのは、前述した「ドローンとしてのコンセプトの違い」を意識してからで、そもそもプロポの設定からして違うのだというのが分かってから、ちょっとずつ飛ばせるようになってきました。(とは言っても、まだ全然ですが。)

これはね、本当に操縦の練習になります。

いや、逆に、ドローンを使う人は、みんなトイドローンも操縦できるようになっておいたほうがいいです。

前述した楽しさはもちろんなのですが、GPSを切った状態がこんなに難しいと知らずにドローンを操縦することの恐ろしさよ。何かのトラブルで、GPSが切れた場合、そういう機体に慣れていない人だったら、絶対制御できません。恐ろしいわ.....ほんと。

ドローンの事故は、自動車の事故と同じくらい恐ろしいですから、可能な限り、事故が起きにくい状態にしておくべきですわ。

 

本格的なセットを購入

じゃあ、トイドローンはいくらで買えるの?という話ですが。

トイドローンというと、オモチャのドローンですから、5,000円程度から買うことができ、12,000円くらい出すと、まぁそこそこのものが買えます。

ですが、僕はいろいろ調べた上で、ドローンショップの店員さんに相談しながら、おすすめのセットを購入しました。 店員さんによると、トイドローンを買うならば、ちゃんとしたプロポやゴーグルを買ったほうがいいと。中途半端に5,000円〜10,000円くらいのドローンを買っても、すぐに次のステップへ進みたくなるから、最初からちゃんとしたものを買ったほうがいいと。

そう言われ、とても説得力があったので、思い切ってひととおりのセットを揃えることにしました。それが上の写真のセットです。

トイドローンの醍醐味は、やはりドローンレースだそうで、レースをやろうとすると、必ずゴーグルが必要になってくるとのこと。機体からの一人称視点じゃないと、操作しづらいそうです。

10,000円くらいのものはプロポは付いてきますが、少し使うと性能的に不満になるし、そもそもゴーグルが付いていないので、家でちょっと遊ぶ程度でしか使えず、すぐに飽きちゃうのだとか。 撮影用ドローンの操作練習だけに割り切って買うならいいのでしょうが、僕の場合、どうせトイドローンをやるならば、楽しい世界を見てみたいと考え、買ってみたわけです。

ただ、それほど安くはありません。

ドローン本体は数千円ですが、プロポとゴーグルも合わせると、約5万円くらい。

更に、ゴーグルを付けてドローンを操作するためには、「アマチュア無線 4級」の資格が必要です。これは法律で定められているので、この資格なしに飛ばすと違法です。 資格試験は小学生でも取れる内容なのですが、僕の場合は、講習&試験セットで申し込んだので、約1.6万円。

合計で7万円ほどかかる計算です。

とはいえ、本格的にやるのであれば、消耗品はドローン本体だけなので、プロポもゴーグルも長く使えるとの事でした。レース用のドローンは大抵自作して組み立てるので、数千円で組めるらしいです。

 

まとめ:難しいけど、楽しいぞ!

ドローンでの撮影も楽しいのですが、ラジコンとして操縦するのも、これまた楽しいです。 40分ほど練習してましたが、後半は多少のコントロールができるようなってきたので、テンション上がりました。

ここ最近は、趣味グッズとしてはカメラ関連のものばかりで、実用性も兼ねた買い物が多かったのですが、トイドローンは完全なホビーなので、純粋に遊びとして長く楽しめそうだと感じました。

しっかり練習して、レースやタイムアタック等にも挑戦していきたいと思ってます。

ちなみに、僕が購入した商品のAmazonリンク等は貼っていませんが、なぜかというと、市内のドローンショップから海外品を購入したからです。セッティングやアフターフォローも含めて手厚くやってくれるので、ドローン初心者であれば、リアル店舗で店員さんのアドバイスを聞いて購入すると、上達も早いかと思います。