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暗闇でフラッシュを使わずに撮影するには? 初心者なりに試し撮りしてみました。

さて、先日のホタル撮影では散々な結果で帰ってきたわけですが。

それをふまえて、何が悪かったのか調べてみました。

すると、注意すべき点は、『フォーカス』と『シャッタースピード』と『ISO感度』の3点のようです。

 

フォーカス

暗闇ではAF(オートフォーカス)が使えません。画面が真っ黒なため、距離感がつかめず、どこにフォーカスすればよいか、カメラも判断ができない。

なので、暗闇の撮影では、マニュアル操作でフォーカスする必要があります。

当然、カメラの機能として、それができないといけない。でも、暗闇を目で見てフォーカスを合わせようとしても、それだってできないんです。だって、真っ暗なんですから、ボケているかどうかなんて分かりません。

じゃあ、どうするか。

本気で綺麗なホタルを撮ろうと思ったら、日が沈む前の明るいうちに、三脚にカメラを固定して、その時点からフォーカスを合わせておくわけです。そして、その状態を維持したまま、夜を待つ。そうすれば、フォーカスは合った状態なわけですから、綺麗な写真が撮れるということ。

うわー、めんどくせー。

しかも、この方法は、最初から場所を決めておかないといけませんから、1箇所しか撮れません。

決めた場所にホタルがいなかったらアウト。

きっつー。

初心者には、きっつー。

別の方法はないものですかね。マニュアルフォーカス時のメーターで、おおよその設定位置を覚えておく程度だと、ボケちゃうのかなぁ。そこで、撮って、結果のボケ具合を現場で確認しながら、微調整して何枚も撮るしかないのですかね。

いやいや、大変な作業だ。

 

シャッタースピード

シャッタースピードとは、シャッターが開いている時間のことです。 シャッタースピードは1秒、1/2秒、1/4秒・・・1/250秒、1/500秒のように表します。 シャッタースピードを速くすると、光が撮像素子にあたる時間は短くなり、シャッタースピードを遅くすると、光が撮像素子にあたる時間は長くなります。 シャッタースピードを変えると、動いている被写体の写り方が変わります。 シャッタースピードが速いと、動いている被写体を止めて写せますが、シャッタースピードが遅いとシャッターが開いている間にカメラが動いて手ブレになったり、被写体が動いて被写体ブレになったりします。

つまり、シャッタースピードが速いほど動いている被写体をブラさずに写し止めることができ、手ブレも少なくできます。 逆に、シャッタースピードを遅くすることで、水の流れなど被写体の動きを表現することができます。 シャッタースピードを変えると、被写体の動きを写し止めるか、動きを表現するかをコントロールすることができます。

引用元: シャッタースピード - Nikon

 
説明は、ニコンの公式HPで詳しく分かりやすく書いてくれていたので、そのまま引用させてもらいます。
上記ページ、とても分かりやすいですよ。

さて、ホタル撮影において大事なポイントは、上の赤線部分です。

ホタルの発光を、より多くはっきりと撮影するには、シャッターが開いている時間を長くすればいいという事になります。通常のシャッタースピードでは、記録する時間が短すぎて、弱い光では取り込めずに「点」の状態でなりやすい。それを長くすることで、はっきりと光を取り込むことができるようです。

その反面、手ブレなどでカメラが動くと、写真もブレてしまいます。シャッターを開いている間は、その絵を記録しているわけですからね。動いたら動いたぶんだけブレて記録されちゃいます。

ホタル撮影では「三脚必須」と言われているのは、こういう理由なのですね。

 

これらを踏まえて、試し撮りしてみた

いきなりホタルは無理なので、まずは暗闇での撮影練習をしてみました。

練習に使ったのはこちら。

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充電中は、オレンジのランプがつくので、その光を暗闇で撮影してみようというわけです。

 
 
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こんな感じで、少し遠目でセットして、やってみました。
これで電気を消して、暗闇にしてみます。

 
 
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まずは、普通にオートで撮った写真。
光は拾ってますが、なにがなんだか分かりません。

 
 
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こちらは、シャッタースピードを2秒にしてみた写真。
さっきよりちょっと光が大きくなりましたね。

 
 
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続いて、シャッタースピード10秒。
シャッターは長く開いたのですが、ISO感度をオートにしていたため、そちらが低くなっちゃいました。
さっきは ISO3200、今回は ISO320。
10分の1 になったって事です。
ISO感度は大きければ大きいほど、たくさんの光を取り込めますから、さっきよりも光が弱くなっちゃったわけです。

 
 
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ということで、今度はISO感度を固定にして撮影。
かなり低めの ISO200です。

 
 
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ISO200のまま、シャッタースピードを60秒に。
さっきよりも、光が大きくなってます。

 
 
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今度は、ISO25600固定でやってみます。

 
 
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シャッタースピード10秒。
おぉ、ようやくカメラ本体の形が分かるくらいまで明るくなってきましたよ。

 
 
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シャッタースピード60秒。
カメラの形がはっきり分かります。
暗闇なのに、ここまで明るくなるのですね。

でも、画質はかなり悪いです。
ちょっと調べたところ、僕の持ってるPanasonic LUMIX DMC-LX100では、それなりの画質で撮影できるのは、ISO1600くらいまでだそうです。
コンデジでもISO3200まで綺麗なものもあるようですが、少なくともLX100は、暗闇撮影に関してはあまり得意ではないということでしょうかね。

 
 
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こちらは、さっきと同条件で、あえてフォーカスを合わせないで撮った写真。
せっかく感度最大の ISO25600にしていも、フォーカスが合っていなければ、こんな感じで何がなんだか分からなくなるってことですね。

 
 
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最後に、ホタル撮影に適していると思われる設定でやってみました。
シャッタースピード10秒、ISO感度 1600。

そして、カメラを手で動かしながら撮影してみました。
背景やカメラ本体は全然分からないものの、光はちゃんと拾いつつ、動きも分かります。
うーん、このくらいで撮るしかないのかな。

 

感想

正直、先日ホタルを撮影した時には、このカメラじゃ無理なのかな、なんて思ったのですが、マニュアル操作すればちゃんと撮影できる能力は持っていたのですね。

広角で遠目から撮るぶんには、撮影者の腕次第ってこと?

これは、一筋縄ではいかなそうですね。

今週末にはホタル撮影リベンジをする予定ですが、はたしてどこまで撮れるのやら。

初めての場所へ行くので、どの場所でホタルが現れるか全く分からないですから、明るいうちにフォーカスを合わせておくのもできません。

うーん、どうしよう。

フォーカスを変えながら、何枚も撮るしかなさそうかな。

 

あとがき

  “まよい犬  

ということで、一応は最低限の勉強はしてみました。

あとは、トライ&エラーで何度もやってみるしかないでしょうか。

同じ理屈で花火も撮れそうでし、この夏は夜間撮影を重点的にやってみようと思ってます。

というところで、今日はここまで。

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