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富士フイルムX-T2の体験イベント「開発者トークショー」と「タッチ&トライコーナー」に行って来た! 進化したオートフォーカス(AF-C)と電子ビューファインダー(EVF)が凄すぎるんだが。

富士フイルムのフラグシップミラーレス一眼「X-T2」が2016年9月8日(木)に発売されます。

それに先立って、全国でX-T2の体験イベントが開催されてるんですね。

札幌でもやっていましたので行って来ました。

最初に言ってしまうと、

X-T2、マジすげー。

発売時には見送るつもりでいたのですが、めちゃくちゃ欲しくなりました。

やばいわ、このカメラ。

※結構な長文記事です。

 
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新製品体験イベント

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やって来ました体験イベント。
場所は札幌中心部の街中ビル。
無料でございます。

 
 
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撮影許可を頂いて中を撮影。
壁際にはプロカメラマンの作品が大きなパネルでずらっと並んでます。

 
 
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プロが撮っただけあって、どれも凄く綺麗です。
見惚れてしまうくらい。
同じ機材を使って、なぜこんなに違うんだ。

 
 
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逆側には、X-T2の展示が。
かっこいい!

 
 
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富士初の4K対応だけあって、動画システムも推してますねぇ。
一部はマンフロット社製のようです。

 
 
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ありましたX-T2実機!
見た目はX-T1とあまり変わらない感じ。

 
 
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レンズもひととおり交換して試すことができます。
気になったレンズもついでに体験。

 
 
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部屋の中央には、撮影用の被写体コーナーが。
プラレールは動いているので、今回噂の「動体AF」を体験しやすい環境になってます。

 
体験会は11:30からだったのですが、ちょっと触っていろいろ聞いているうちに、あっという間に1時間以上経ってました。
触った感じ等は、以下のトークショーの説明の中で書きます。

 

開発者トークショー

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開発者からの生の話が聞けるトークショーもありました。
(※以下、掲載許可を頂いて書いています。)

 
 
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企画、オートフォーカス担当、外装担当の方から、それぞれ濃いお話を聞くことができました。

 
 
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最初の説明は「操作性の改善」でした。
X-T1と見た目は同じように見えても、細かいところでいろいろな変更点があります。

 
 
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▲(上)X-T2、(下)X-T1

まずはダイヤル部分。

▼ダイヤルがより厚く
上のT2のほうが厚みが増しているのが分かりますでしょうか。 T1は少し薄めなので、シャッタースピードダイヤルを回すと、その下にある測光設定ダイヤルまで一緒に回してしまうことがあります。
その改善として、ダイヤルの厚みを増すことで上下のダイヤルを同時に触ってしまわないようになってるわけです。
細かい! でも大事!

▼ダイヤルのロック/リリース
もうひとつは、ダイヤル中央部にあるボタン。
T1では基本は押しながらじゃないとダイヤルが回らないようになってましたが、これだとサッと回すことができませんでした。
T2ではON/OFFボタン式になっていて、押しこんでON状態(リリース)すれば自由可動、白いラインが見えるOFF状態(ロック)であれば可動不可、となっています。
うん、確かにこっちのほうが使いやすい。

▼±5段露出補正
ダイヤルでは±3までの露出補正ができますが、ダイヤルの「C」に合わせると、手前のコマンドダイヤル(AE-LボタンとAF-Lボタンの間にあるダイヤル)を操作することで、±5段までの露出変更ができます。
5段って凄いな。3段でもMAXまでは使ったことないけど更にその上をいくとか。

 
 
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▲(上)X-T2、(下)X-T1

▼フォーカスレバー
Qボタンの下に小さなレバーがあります。
これはフォーカスレバーと言って、フォーカスポイントを移動できてしまいます。
先行して発売されている X-Pro2に搭載されたものと一緒です。
ノートパソコンのThinkPadのトラックポイントみたいですね。

これがまた使いやすい!
何がいいって、ファインダーを覗いた状態で操作できるのがいい。
今はタッチフォーカス等もありますけど、僕は断然こっちがいいですね。物理レバーの安心感たるや。

 
 
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▲(上)X-T2、(下)X-T1

▼録画ボタン廃止
T1ではシャッターボタンの横にあった赤い録画ボタンが、T2ではなくなりました。
誤って押してしまうことが多かったからだそうで。
僕は気になったことはなかったんですけどね。

T2では4K動画や、AF-C強化などで「動画に強く」なったのに、動画ボタンをなくしてしまうのは逆行してないだろうか。

 
 
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▲(上)X-T2、(下)X-T1

▼SDカードカバーのロックボタン追加
T1では、SDカードスロットを開く際、ちょっとだけ手前にスライドさせて蓋を開く方式だったのですが、この位置は右手でグリップする位置なので、意図しない時に蓋が開いてしまうことが多かったんですよね。地味に嫌でした。
これがT2ではロックできるようになりました。
嬉しい変更。

▼カードスロットが2つに
写真は撮り忘れましたが、T2ではSDカードを2枚セットできます。
これは単純に記録容量が増えるだけじゃなく、写真はスロット1、RAWはスロット2、などのようにファイル形式ごとに振り分けたりできるの便利です。

 
 
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▼親指AFにも対応
今までもマニュアルフォーカスにすれば可能でしたが、X-T2では正式に対応しました。
待ってた人も多いのではないでしょうか。

ちなみに親指AFとは 「シャッターとオートフォーカスのボタンを別々にして撮る撮影方法です。」
こちらのサイトがとても分かりやすく解説してくれています。

通常、カメラのピント合わせはシャッターボタンを半押ししてAF(オートフォーカス)を作動させるのですが、親指AFとはピント半押しではなく、グリップを握ったときの親指(背面)側のボタンでAFを作動させる撮り方です。
「ピントは親指、シャッターは人差し指」と役割分担をすることで驚くほどピント合わせが簡単になるんです。子供とかペットとか乗り物とか、ピント合わせが難しい被写体を撮るときの強い味方ですよ!

引用元: 知ってた?ピント合わせが超高速になる親指AFの使い方と設定方法! - studio9

 
 
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▼新フィルムシミュレーション「ACROS」
富士フイルムのフィルム「ACROS」の色味が出せるフィルムシミュレーション。
通常のモノトーンよりも、ディテールがしっかりし、シャープネスな絵になるとの事です。
説明では「フィルムの粒状感が増す」という表現もしていました。ノイズの強弱に絡む話のようですが、僕には難しくて理解できず.....(汗)

また、他のフィルムシミュレーションも、これまでよりも進化して綺麗に仕上がるようになっているようです。 変更前と後を2つ並べてようやく分かるほどの小さな変化ですが、確実に描画力は上がっていると自信を持って説明されてました。

 

ビューファインダー

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電子ビューファインダーの性能も格段に上がっています。
写真だとちょっと数字が見にくいので、文字にしますね。

  X-T2 X-T1
最大画面輝度 500cd/m2 250cd/m2
ノーマルモード 60フレーム/秒 54フレーム/秒
ブーストモード 100フレーム/秒 -

特筆すべきは、フレームレートです。
電子ビューファインダーに表示される映像は、アニメのセル画と同じ原理で、静止画を次々と続けて表示させることで動く映像として見えるわけです。 当然ながら、その枚数が多くなればなるほどに滑らかな映像になります。

その性能が、X-T1では1秒あたり54フレームだったのが、X-T2では約2倍の100フレームになっています。
これ、どのくらい綺麗になったかというと、僕の感覚ではほとんど目視した絵と変わらないレベルでした。

開発者の方の説明でも、『一般的には120フレーム/秒になるとほぼ目視の絵と同じ』と言っていました。
これは一度、実機で見てみて下さい。本当に綺麗なので。

ちなみに、ブーストモードとは、電力消費の激しいモードのことです。別売りの「パワーブースターグリーップ」を装着したとき用のモードですね。一応は取り付けなくてもこの機能についてはブーストモードが使えますが、ブースターグリップを取り付けるとAF性能が上がったり、連射性能が上がったり、バッテリー容量が増えたり、他にも機能が向上します。

 

3方向チルト式背面液晶

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X-T2の売りのひとつです。

チルト液晶は上下に液晶が回転して動きますが、X-T2では横に回転して動きます。
ちょっといい写真を撮れてないので分かりにくいですが、カメラを縦にして撮った場合でも、液晶を上に向けられるのでローアングル撮影ができてしまうということです。

世界初の3軸チルト方式。

 
 
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世界初の機構だけだって、仕組みはかなり苦労したようです。
バリアングルじゃなくて、チルト式で3軸に動かすわけですからね。

あくまでチルト式にこだわった理由は「バリアングルだと、やぼったから」という表現をしていました。
光軸ズレなども言っていましたが、確かに僕もバリアングルよりもチルトが好きです。バリアングルは自由度が高いのですが、一度横側に開いて更に液晶を回転させるアクションが入るので、ちょっと手間なんですよね。

 
 
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試作品は、従来の2軸チルトを重ね合わせた試作版から始まったとのこと。

開発裏話としては、形は一旦おいておくとして、仕組みとしては「いける!」という感覚があったそうです。 当然、完成形にするにはかなりの試行錯誤があったようですが、大筋の仕組みはこの試作版のままいけたとの事ですよ。

 
 
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ちょっと見づらいですが、初期の試作品は液晶を開くための「タブ(少し出っ張っていて指を引っ掛ける突起)」を、上下横それぞれに一つずつ、計3つ付けていたそうです。

でもこれだと「いまいち直観的に操作できなかった」ようです。 確かに、上下の2つなら迷わないですが、3つだと、どれが横開きか分からないですね。真ん中のタブのなの、下のタブなのか。

慣れれば迷わないんでしょうが、それじゃ直観的じゃないということでボツ案に。

 
 
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実際はどうなったかという、横開きは「スライド式のスイッチ」になりました。
操作アクションを別にすることで、迷わないようになったわけですね。なるほどなぁ。

でもここまで到達するのは、かなり大変だったようで。
こうやって完成形を知ってしまえば何てことないように見えますが、ここに辿り着くまでの道のりは長かったとの事。確かにそうだよなぁ。分かっちゃえば簡単だけどっていうのは僕も他のことで身に覚えがあります。こういうのって、長い時間考えれば出てくるものじゃなくて、一瞬の閃きだったりします。開発者の苦労でもあり、醍醐味でもあるかも。

 
 
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スライド式スイッチに決まった後も、その形状の試行錯誤は続く、と。
ここも苦労したそうですよ~。

 
 
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形状が決まった後も、今度はこの小さな部品で強度を出さなければならない、と。
頻繁に動かすパーツですから、すぐに摩耗してしまっては使いものになりませんもんね。

製造過程はなにやら難しいことを言っていましたが、「樹脂の型」と「本体の金属」を同時に重ねて作り上げた後に、樹脂だけ溶かして金属を残すだとか何とか.....。僕の理解が間違ってるかもしれませんが、とにかく普通の製造法とは異なる特殊な方法で製造するそうです。

 

オートフォーカス性能の向上

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X-T2の一番の売りかもしれません。

富士フイルムのカメラは世間の声では「動く被写体に弱い」と言われています。 つまりは、動体を追尾するオートフォーカスが弱いということ。

開発の方もこういう事を言っておられました。
(おおよその記憶で書いてますので、言葉はこのとおりの内容ではなく、全体の内容としてこういう事を言っていたということです。)

弊社のカメラは静止画についてはプロのカメラマンの方々からも高評価を頂いています。
ただ、こんなことを言われました。
「富士さんは静止画はいいんだけど、動体がちょっとねぇ。静止画撮影用には富士さんのカメラに切り替えたけど、動体用にもう1台カメラを持ち歩いているよ。」と。
せっかくAPS-Cのミラーレス一眼で、フルサイズのデジイチよりもコンパクトになっているのに、カメラを2台持たせちゃ意味がないじゃないか、と思うんです。かえって荷物を増やしているじゃないかと。
やっぱり1台で済ませたい。そのためには動画にも強くならなきゃダメだと。

これはまさにおっしゃるとおり。
僕は今のところは静止画ばかり撮っていますが、これが動体も撮るとなると、デジイチならキャノン、ミラーレスならソニーやパナソニックが欲しくなりますもの。

そこで富士フイルムさんは、前機種X-T1のコンセプトである「運動会が撮れるカメラ」から、

今回のX-T2は、

「野生動物が撮れるカメラ」

をコンセプトに開発したそうです。

 
 
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(もしかしたら僕の理解が間違ってる可能性もあるので、もし違っていたらご指摘願います。)

例えば、X-T1で 1秒あたり3コマの撮影した場合、そのうち映像を認識するまでの時間が280ミリ秒、オートフォーカスに使える時間が50ミリ秒(AF1回)だったそうです。

それがX-T2では、認識まで114ミリ秒で済むため、オートフォーカスに充てられる時間が216ミリ秒となり、AF回数が6回に増えました。回数が増えれば当然ながら精度が増しますから、AFが迷ったりすることも減るわけです。

同時に、映像認識が速くなるとことは、ビューファインダーのブラックアウト時間も短くなるということです。

いいことだらけ、素晴らしい。

 
 
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X-T2は動体撮影に強くなったわけですが、その理由は先ほど説明したAF性能の加えて「AF-Cカスタム設定」できる点でもあります。
被写体の動きの種類によって、細かく条件を設定して「性格なオートフォーカスができる」ようになっているわけです。

▼被写体保持特性
簡単に言うと、「急に現れる被写体」用の設定です。
スキーのジャンプ等のように、上から下に、左から右に、一瞬で移動して消えていってしまうような被写体の場合です。
「俊敏」側に設定すれば、素早く動くものに一瞬で追いかけて追尾します。
「粘る」側に設定すれば、フォーカスポイントはあまり動かずにおおよそ同じ位置をキープしようとします。

 
 
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▼速度変化特性
画面内を動く速度の変化を追う設定です。
例えば、象など動きの遅い動物は、速度が一定なのでフォーカスも一定のペースで追いかけます。
しかし、バスケットボールの試合になると、速くなったり遅くなったりと速度変化が起きてきますので、追いかけるフォーカス速度のそれに応じて変化します。
レースなどになると更に速度が上がり、更に言うと、距離が遠い時は動きも遅く見えますが、近くなってくると超高速で移動しますので、速度増加を予測して追いかけるようになります。
もう少し具体的つな説明をすると、象の動く初速が10とします。
等速設定では、10,10,10,11と速度が+1になったとしても、その次はまた10か11だろうという予測になります。
ですが、変則設定だと、10,10,10,11の後は、12に上がるでしょうし、上がり幅も一気に15にいくかもしれないし、という予測のしかたになるとの事です。

    
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▼ゾーンエリア特性
これは説明どおりですね。
「中央」ならば、中心にフォーカスが合いやすい。
「オート」ならば、最初に捉えた被写体を追う。
「手間」ならば、手間を追い続ける。
これは例にあるとおり、スポーツ撮影の際に活躍しそうですね。
バスケの例は、ゴール前の選手に注目したいし。
サッカーならば、ボールを持っている選手に注目したいし。
レースならば、車のライト付近等、一定の場所がいいだろうし。

 

参加しての感想

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実機を触れる「タッチ&トライコーナー」が1時間半。
「開発者トークショー」が1時間。
本当にあっという間の2時間半でした。

僕はこういうイベントは初めて参加したのですが、めちゃくちゃおもしろいですね!

自分でネットで調べるのとは違って、プロからいろいろ知らない事を教えてもらえるので時間の密度がすごく濃いです。自分一人で調べていると分からないところが分かるまで時間はかかりますし、場合によっては結局分からないままだった、なんて事もありますが、こういう場ではそんなことはなく、聞けば必ず答えが返ってきます。しかも、補足説明まで付いてきますからね。素晴らしいの一言です。

僕は今、前機種のX-T1を愛用していますが、僕が感じた印象としてはこんな感じでした。

電子ビューファインダーが凄く綺麗

通称EVFですが、これがめちゃくちゃ綺麗!
X-T1でも綺麗ではあるのですが、X-T2を見ると全くの別物と言っていい。
覗いた瞬間、あまりの違いにビビったくらいですから。
X-T1だと正直、長時間覗いていると少し目が疲れる映像だったのですが、X-T2ならそんなこと全然なさそうですね。
これは素晴らしい。

静止画のオートフォーカスも速い

動体AFばかり注目されていますが、静止画のAF性能も格段に上がっている印象です。
X-T1では白い被写体では結構迷ってしまうのですが、X-T2を使うと実験場の被写体では迷いは全くなく爆速でした。
AFが速いって、それだけで痺れるぜい。

動体AFももちろん素晴らしい

体験場のプラレールでしばらく試し撮りしましたが、フォーカスのカーソルがヌルヌル動いて追尾します。
イメージ的にはソニーのα6300みたい。僕はα6300を持っているわけじゃないので、店頭で触ったくらいの比較でしかないのですが、とにかく吸い着く印象です。
フォーカスエリアはさすがにα6300ほど広くはないですけどね。あっちは画面全体ですから。変態だ。
「AF-Cカスタム設定」も上手くつかえば、かなりの追尾性です。でも逆に、ここを上手く使わないとあまり追尾しないとも言えます。オートにしておけば勝手にフォーカスが合うというわけではない感じ。
ただ、僕は正直、普段あまり動体を撮らないので、撮り慣れていない人間からの意見ではあります。

細かいところの改善がマメ

カードスロットの蓋や、USB充電対応や、グリップが少し深いなどなど。
ユーザーの声を聞いて、確実に使いやすくなっているのがポイント高いです。
iPhoneで言うところの「sシリーズ」のような。
それでいて、前述したAF性能やEVF性能というメジャーアップデートもあるのだから凄いの一言。

あとがき

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参加前は話だけ聞きに行くくらいのつもりだったのですが、いざ参加してみると「めっちゃ欲しい!」に変わってました。

マジかよ、こんなにいいカメラなのかよ。

但し、お値段は16.5万円くらい.......た、高い......。

いや、このスペックで言ったらむしろ安いのかもしれませんけれど。

さすがにポンと出る値段じゃないですぜ、旦那。

いやぁ、でも欲しいなぁ。

でも高いなぁ。

ぎゃー!

たぶん今回は我慢するとは思いますけど。

欲しい......。

 

おまけ(開発者の方に質問して来ました)

少し話をさせてもらえる時間があったので、僕が気になってることを開発者の方にひとつだけ質問してみました。

Q.富士フイルムさんでは、ボディ内手ブレ補正は付けないのですか?

A.現段階では難しい。

(とても詳しく回答して頂けたのですが、僕には難しい話だったので、正確じゃない部分もあるかもしれません。おおよその話として読んで下さい。)

今できない理由は、技術面7割、会社の方向性3割。
ボディ内に手ブレ機能を入れるということは、ハードもソフトも全面的に変更しなければならない。
そうなった場合、今あるレンズ群を切り捨てることになりかねない。
Xシリーズの開発初期段階から「手ブレ機能ありき」で開発していれば良かったが、途中から変えるには大きすぎる変更。
そういう意味では、ソニーさんがフルサイズに5軸手ブレ補正を後付けしたのは凄い。それやっちゃうの?っていうレベル。
手ブレ補正を入れるということは、多少のコンピュータ補正も入れることになる。富士フイルムとしては、できるだけ補正を入れずに現実そのままの絵を写真にしたい。