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AppleWatch Series2 Nike+の5週間使用レビュー。初代の欠点をいくつも改善した素晴らしい進化だと思う。

お題その2「今年、買ってよかった物」

Apple Watch Nike+を使い始めて5週間が過ぎました。

初代AppleWatchも発売と同時に購入して使っていましたが、いくつかの不満点があり結局は手放すことになったわけですが。

そんな僕が再度AppleWatchを買って使ってみた感想を書いておきます。

一言で言えば、

いいじゃん! AppleWatch!

 
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初代AppleWatchの感想

まずは僕が初代AppleWatchに持っていた感想はこんな感じです。

良かったところ

  • バイブ通知が優秀。必ず気づく。アラームとしてもかなり良い。
  • 更にバイプパターンが多彩。
  • ジョギングアプリのワークアウトが凄く優秀。心拍数計測が素晴らしい。更に活動量計にもなる。

 
一番の特徴はバイブ通知ですね。 スマホと違うのは、手首への直接的な振動ってことです。
これが最強に良いです。 スマホだとポケット等に入れてると振動しても気づかないことが多々ありますが、AppleWatchだと肌へ直接感じますから気づかないことはほとんどありません。素晴らしい。

 

不満だったところ

  • 時計が常時表示じゃない。
  • 強い陽射しの下だと液晶が見づらい。
  • 防水が弱い。雨の日のジョギングで使えない。
  • 稼働時間が心もとない。

 
特に「常時表示じゃない」のと「防水が弱い」のは僕にとっては大きな弱点で、それが原因で手放してしまいました。
まずは時計としての機能をしっかり果たしてくれ、と。
便利機能はその後だ、と。

これが初代AppleWatchに対する僕の感想でした。

 

AppleWatch Series2の良いところ

初代AppleWatchにはそういう感想を持っていた僕でしたが、AppleWatch Series2については冒頭で書いたとおり「いいじゃん!」と思っています。

なぜか。

その理由を書いていきますよ。

初代の弱点がかなり消えた

先程、初代の不満を4つ挙げましたが、これらがかなり良好なところまで改善されています。

時計は常時表示ではないが表示時間が増えた

バッテリーの関係上、相変わらず常時表示にはなっていません。 時計を見る動作をするか、画面をタッチしないと画面は表示されません。
ですが、タッチした際にスリープ状態になるまでの時間が「15秒」と「70秒」の2種類に設定できるようになりました。
これは地味に大きい。
秒針をしばらく見ていたい時ってあるんです。 でも初代だと、見たくても数秒で勝手に消えちゃうのでまたタップしないといけませんでした。 これだけでも随分と使いやすくなりましたよ。

液晶画面が明るくなった

スペック上では初代よりも2倍明るくなったようです。
現物を直接並べて比べたわけではないですが、陽射しの下でも体感として、極端に見にくいと思うことは少なくなりました。

防水対応になった

初代ではIPX7等級の耐水性能にとどまっていましたが、Series2では正式に50m防水に対応しました。
これはプール等での使用にも耐えうる性能です。
僕が不満だったのは、雨の日のジョギングでAppleWatchのワークアウトが使えないということでしたが、これも当然ながらクリア。
ヘルスケアを重視した時計なのに、そのヘルスケア機能を十分に活かすことができないとう欠点が解消されました。

稼働時間ものびた

地味に話題となっているのがコレ。
初代では1日使うとギリギリくらいの稼働時間でしたが、Series2では1度の満充電で2日くらいは稼働するようになっています。
まだ実際に試したことまではないですが、朝に満充電状態で使い始めて、夜20時くらいでまだ80%近くありますから、ハードに使わなければ3日くらいはもつ印象です。
これの何がいいって、充電が面倒とかそういう問題じゃないんですよ。
AppleWatchを気兼ねなく使えるようになるのがいいんですよ。
バッテリーが弱いと、バッテリー切れを気にするあまりAppleWatchを使おうとしなくなるんですよね。
せっかく装着しているのにもったいないじゃないですか。
稼働時間がのびるということは、音楽を聴いたり、アプリを使ったりと、AppleWatchを存分に利用できることを意味するんです。

FeliCaが使える

問答無用で便利です。

僕は iPhone7も持っているので、ApplePayは iPhoneでも利用できるのですが、AppleWatchに慣れると iPhoneを取り出すのすら面倒に感じます。 特に今時期は寒いですから、ダウンジャケット等を着てるわけです。上着のポケットに iPhoneを入れている場合は、ダウンのチャックをおろして、更にポケットから取り出してと、二重の手間がかかるわけです。

でもAppleWatchなら、サイドボタンをダブルクリックするだけでOK。

文章で書く以上に便利なんですよ、これ。

 

Siriの認識精度が上がった

AppleWatchって、画面が小さいからあまり操作をしたくありません。 iPhoneのようにタップしたり、何かを入力したりするのには向いてないんです。

だから、Siriの音声認識精度が上がったことは非常にありがたい。

具体的には、僕が一番使うのは「Hey!Siri!タイマー3分!」です。僕はよくカップラーメンを食べるものですから、地味に利用頻度が高いのがタイマーでして。 それを iPhoneではなくAppleWatchでできるのは便利なんですよ。

初代ではマイクが悪いのか、結構誤った認識で何度も言い直す必要があったりして実用的じゃありませんでした。ようやく使えるようになったよ、Siriたん。

 

アプリの起動速度が上がった

初代ではアプリを起動しても数十秒かかることが多々あり、正直言って実用レベルのスペックではありませんでした。

天気を確認しようと天気アプリを起動しても、ずっと読み込み中なんですもの。 なんだったらその間に iPhoneを取り出してアプリ起動したほうが早いです。

これがようやく実用レベルの起動速度になりました。天気アプリを起動するとスッと表示してくれます。

ようやくスタートラインに立ったという感じでしょうか。

こうじゃなければ評価すらできません。

 

全体としての感想

相変わらず「時計の常時表示」はできていませんが、それでも今回のAppleWatch Series2はなかなか良いデバイスです。

但し!

これね、時計じゃないです。

これは「リスト型端末」です。

時間が常時表示されていない時点で、時計としてのメイン機能は果たしていませんから。 ですが、それ以上に別の「端末としての機能」が便利であるために、時計とは別のデバイスとして利用価値があります。

AppleWatch Series2の感想を箇条書きで挙げてみましょうか。

良い点

  • バイブ通知が非常に便利。着信や受信を取りこぼさない。
  • 手元でメッセージ類をサッと確認できる。
  • 50m防水対応。
  • アプリ起動もストレスなし。
  • ApplePay対応。
  • 着けているだけで心拍数等のヘルスデータ記録可能。
  • GPS搭載。

悪い点

  • 時計が常時表示じゃない。
  • 普通の時計と違い、2日に1度は充電が必要。
  • 陽射しの下ではまだ多少見づらい時がある。

 
以前は、許容できない内容が悪い点として挙がっていましたが、今回はかなり改善され、更に初代にはなかった機能がプラスされました。 そのことによって、マイナスよりもプラスのほうが大きくなったというわけです。

繰り返し言いますが、AppleWach Series2は時計としてではなく、腕時計型端末としての進化を遂げたと言っていいと思います

時刻が表示されていない時点で腕時計としては欠陥品です。でもそうじゃない。AppleWatchは時計じゃなくて、時刻表示もできる携帯端末ってことです。 しかもスマホとはまた別のタイプの。

やはりApplePayを搭載して決済ができるようになったのは、大きな変更だったなぁ。

 

Nike+を選ぶ意味は?

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AppleWatch Seires2としての感想を述べてきましたが、じゃあ「Nike+」を買うメリットってあるのか?

バンドが気に入ったら、十分選ぶ理由になると思います。 というか、僕がNike+を選んだのもそれが理由です。 このバンドは単品販売されていませんので、これが欲しければNikeモデルを買う以外ありません。

逆に、バンド以外ではあまり選ぶ意味はないかも。専用のウォッチフェイスもありますけど、正直僕は使ってません。

このあたり、もうちょっとNikeモデルならではの独自ポイントが欲しかったです。

 

あとがき

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僕は、スマートウォッチをもうひとつ持っています。 ガーミンのランニングウォッチ「ForeAthlete 235J」です。

この時計も凄く気に入っているのですが、AppleWatch Seires2がここまでいいと、どちらを身につけるか悩んでしまいますね。

時計としての機能を重視するなら、ForeAthlete 235J。

端末としての機能を重視するなら、Apple Watch。

悩ましい。ほんと悩ましい。

とりあえずは、まだ買ったばかりであるAppleWatchをしばらく着けていくつもりではありますが。

どっちも捨てがたいなー。

 

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