昨年のフォトキナで話題となった富士フイルムの中判ミラーレス機「GFX50S」。
その実物を触れるイベントが札幌で開催されたので行って来ました。
フルサイズすら使ったことがない僕が、違いをどこまで分かるのか。
それも含めて確かめに。
最新機種 タッチ&トライ
場所は札幌駅前付近。
六花亭本店の隣のビルでした。
張り紙を発見。
ここで間違いない。
では、入ります。
今回触れるのは、GFX50S、X100F、X-T20、X-T2、X-Pro2です。
やっぱりまずはGFX50Sを。
ありました〜。
サイズ的にはフルサイズ一眼みたいです。
撮影ブースがあったので、ここでポチポチ触ってみました。
いろんな角度から見てみる。
撮った写真を液晶上でズームしてみたところ。
これは素人でも分かるくらい、ズームしてもズームしてもザラつかない。
さすがの中判。
作例も提示されておりました。
枝の1本1本までの表現、ずっと見てしまうようなキメの細かさ。
(写真がボケてるのでアレですが......。)
商品説明&トークショー
準備中の様子。
メインはやっぱりこれですよね。
プロ用ですよね、やっぱ。
フルサイズでも手が届かないのに、それの更に1.7倍とかマジ異次元。
14bit RAWとか、もうすでによく分からない世界。
これは分かりやすかった。
並べられると、明らかに階調表現が豊か。
へぇ〜。
色収差がAPS-C並に押さえられているそう。
知識が足りなくて理解できず。
このへんにこだわる領域に自分はいけるのだろうか。
写真家の野呂希一さんによるトークショー。
惚れ惚れする写真を、100点近くも紹介されてました。
プロはやっぱり違うなぁ。
行ってきた感想
では、感想をば。
と言っても、正直、今回の機種については僕には次元が違いすぎて、あまり感想がでてこなかったというのが正直なところです。 だって、フルサイズすら使ったことがないわけですから。
出て来る感想といえば、「ごついなぁ.......。」というチープな感想くらい。子供か!
この機種の特徴は、撮像素子が「中判」であること。面積でいうと、フルサイズの1.7倍。 でも........プロが撮った写真を眺めると凄いなぁとは思うけれど、そもそも立っているステージが違いすぎました。 逆に、中判が欲しくならなくて良かったとも言えるかもしれません。だって、本体とレンズを買ったら100万円超えますから。
印象的だったのは、2つくらいでしょうか。
ひとつは、露出ダイヤルが付いてないこと。これはメーカーの方も説明されてましたが、富士のカメラは普通なら本体の右上に露出ダイヤルが付いてるのですが、GFX50Sではそこにミニ液晶画面があります。他社のデジタル一眼レフのようなイメージ。そうなった理由としては、「カメラ本体ががっしりと大きいので、しっかり持とうとするとダイヤルが邪魔になるから」と説明されてました。安定させるために親指を置く位置になるのでしょう。このへんはアナログ操作だけに固執せずにユーザビリティを優先しててさすがです。
もうひとつは、プロ写真家の野呂氏の言葉。富士フイルムさんからこのGFX50Sを借りる際、家に送られてきた本体を見て、あまりのサイズの小ささにびっくりしたそうです。間違ってフルサイズ機を送ってきたのかと思ったくらいとの事。僕はそもそも中判という存在に触れてないのでピンとこなかったのですが、プロからみればやはりこのサイズは目を疑うほどのコンパクトさなんですね。
X100FとX-T20も少しだけ触って来ました。
X100Fは、まさにスナップシューターでしたねぇ。X-Pro2同様に、ファインダーがOVFとEVFの両方を使えるという。 個人的に、僕は完全なEVF派なので、ここについてはあまり魅力を感じず。昔からカメラが好きな方にはやはりOVFが使い慣れてるんでしょうね。
OVFとEVFの切り替えは、レンズの斜め上にあるレバーで操作します。オリンパスのPEN-Fのダイヤルのようだ。ちょっと触ってみた感じ、場所を見失います。笑 慣れればそうでもないのでしょうが、この場所は普段のカメラでは何もない場所ですからね。
X-T20については、EVFが凄く綺麗になった印象。僕は去年X-T1を買ったんですが、X-T10ではなくX-T1にした理由がEVFのザラつきでした。見づらかったんですよX-T10は。 それがかなり改善されていて単純に「いいな」と思いました。単焦点レンズをつけて撮るなら、これ十分かもしれない。ごついズームレンズだとアンバランスになるので、そこで棲み分けできるのかな。
という感想でした!
富士フイルムは、札幌でこういうイベントをやってくれるのでありがたいです。 カメラ関連イベントって北海道は少なくて。
またやって下さいまし。