ウィンドウジャマーって知ってますでしょうか?
屋外で動画撮影する際、風の「ボー!ボー!」という音がしないようにするアイテムです。
見慣れたところで言うと、マイクに付いているスポンジ。
あれが付いてるだけで、生身の状態よりも風の音を静かにしてくれるわけです。
今回はそれを自作して、先日購入したGH5に付けてみました。
まずは完成形を
こちらが取り付けた様子。
デジタルカメラは多くの場合、中央の上部分にマイクが付いているので、そこへこのような毛を付けることで、ボーボーとうるさい風切り音を低減できるんです。
一般的なマイクのようなスポンジでも効果があるようなのですが、一番効果が高いのが「毛」だそうで。こっちを使ってみました。
作り方
用意しまするは、こちら。
なんだと思いますか?
これは、「フェイクファー」といって服を手作りする時に使うファーの生地なんです。手芸屋さんに売ってます。
ウィンドジャマーの自作動画はいろいろあがっていて、100均のシューズインソールを使っている人もいるようですが、フェイクファーのように毛になっているものの方が効果は高いですよ。僕は最初、スポンジやら小さな毛玉やら、100均商品でなんとかならないかとやってみたのですが、あまり効果がありませんでした。
自作で使うなら、フェイクファーがいいです。
ただ、フェイクファーは量が多いので少々お値段は高めです。僕は1,000円くらいのを買いました。もともとファーとして使うものなので、それなりの大きさが必要ですものね。しょうがないです。
カメラのマイクは、穴が空いた2箇所。
ここを塞ぐように、フェイクファーを作成します。
毛の裏は生地が縫い込んであります。これ大事。
この生地がないと、カメラ本体で貼り付けられないんです。
最初、100均商品でなんとかしようと、ふわふわした毛の塊みたいな物を買ってみたのですが、接着面がなくて、すぐにボロボロとれてくるんですよね。
それを考えると、フェイクファーが一番良さそうです。
あとは貼り付けるサイズにカットするんですが、ここでポイント。
何も考えずにただハサミを入れると、毛もカットされてしまいます。なので、毛を掻き分けて、下生地が見える状態にしてからカットしたほうが良いです。
こう見ると、誰かの頭を上から見てるように見えます。
チョキチョキと。
カットしました。
毛を掻き分けたとはいっても、カット部分の毛は少しほつれてくるので、手で軽く抜いてやります。そうしないとカメラが毛だらけになりますから。
そして、カメラ本体に両面テープを貼り付けます。
マイクの穴を塞がないようにね。
ペタッと。
完成でーす。
これ、見るたびに思うのですが、プロサッカー選手のネイマールに見えません? 自分だけ?
効果を検証してみた
では、実際に付けていない時と、付けた状態と、どのくらい違うのでしょうか。
実際に試してみました。
検証結果は、やはり全然違いますね。
そよ風程度ならば、音はあまり入りませんし、強い風だと「バフバフバフー!!!」という風切り音が全然入りません。さすがに風の音自体を消すことまではできませんけれども。
フェイクファーを取り付けるだけでこれだけ違えば十分な効果だと思います。
まとめ:一眼動画を撮るなら必ず付けるべし
ちょっとの手間とお金で高い効果が得られるので、一眼動画を撮る人なら必須だと思います。
フェイクファー生地はかなりの量が余りますが、取り付けたウィンドウジャマーはだんだんと毛が抜けてきますので、そのうち新しいものに付け替える必要があります。その時のために残りの生地もとっておきましょう。
自作しなくても、ウィンドウジャマーとして製品化されている物もありますが、ちょっとだけお高い。僕が知ってるのでは3,000円+送料って感じでしょうか。商品だけあって、切断面は綺麗でほつれないようになってるようです。
あと、人の声を録音したいなら、さすがにこれではダメなので、ちゃんとした外付けマイクをつけましょう。今回のウィンドウジャマーは内蔵マイクを使用するものなので、環境音を録音するのに向いてます。
興味のある人は是非やってみて下さい。
フェイクファーは、大抵は手芸屋さんに売ってるはずですから。