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【作例動画あり】Panasonic GH5の購入3日間レビュー! 話題の4K60pを試してみた。

買ってしまいました、Panasonicのミラーレス一眼 DC-GH5。

ちょうど動画にハマり始めてきたところに発売ですものねぇ。

タイミングがいいのか悪いのか。

いくつかカメラやレンズを売却して、なんとか資金を捻出しました。

入手がちょっと遅れた感はありますが、まずはファーストインプレッションを書いてみます。

 
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軽く開封レビュー

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こちら、GH5のご尊顔。
ミラーレスとしては比較的大きめです。

 
 
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マイクロフォーサーズなので、センサーは小さいです。
こじんまり。

 
 
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動画に特化したカメラだけあって、録画ボタンは比較的押しやすい場所にあります(赤丸のボタン)。

 
 
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背面の一番の特徴は、スティックが付いたところでしょうか。
AF位置などを移動できます。

 
 
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再生ボタン(緑の矢印がついたボタン)が、こんな位置に。
なぜ左にしたんだろう。
まとめて右側に配置してほしかった。

 
 
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OLYMPUS OM-D E-M1 MarkⅡと並べてみました。
左がGH5。
やっぱりひとまわり大きいなぁ。

 
 
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奥行きも、結構厚いです。
E-M1 が小さいというのもありますが、かなりの差ですね。

 
 
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高さもちょっと高い。
そして、ファインダーがかなり出っ張ってますね。
3次元に全てにおいて大きめ。

 
 
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OLYMPUSのレンズ 12-100 F4.0 PROと合わせてみたところ。
それほど違和感はありませんね。
近くでみると、色合いが微妙に違うくらい。

 

カメラの特徴

まずは、GH5の特徴をおおまかに書きますと。

GH5の特徴

  • マイクロフォーサーズのミラーレス一眼。
  • 有効画素数、2033万画素。
  • 6Kフォト搭載。動画のような撮影から、1,800万画素の写真の切り出しができる。
  • ミラーレス一眼で世界初、4K60pでの動画撮影。
  • レンズ交換式デジタルカメラで世界初、4:2:2 10bit記録をSDカードに内部記録可能。
  • 4K動画撮影時に撮影時間の制限なし。(他機種では30分が最大)
  • 最大5段分のカメラ内手ぶれ補正搭載。
  • 防塵・防滴・-10℃耐低温。
  • FHDでは最大180fpsのスローモーション撮影が可能。
  • 決まった位置から位置へフォーカスを移動できる「フォーカストランジョン」を搭載。
  • Log撮影機能搭載。(別途アクティベーションコードの購入が必要)
  • LUTアシスト表示で、色変換後の映像を確認しながら撮影が可能。
  • 本体重量725g(バッテリー込み)。

 
細かく言えばまだまだあるのですが、僕が気にするところはこんなところでしょうか。

特徴の後半は動画好きの人にしか分からないかと思いますが、民生用のカメラでここまでの機能を積んだカメラは他にありません。恐ろしいカメラでございます。

 

3日間使用した感想

まだ使い始めたばかりなので、あまり詳しくレビューはできませんが、屋外で動画なども撮ってみましたので、現時点での感想をざっと書いてみます。

でかい、重い

最初からちょっとネガティブになりますが、最初に感じた感想はこれにつきます。
しばらくOLYMPUSのE-M1 MarkⅡを使ってたのもあるかもしれませんが、手に持った時のずっしり感が凄いです。 サイズだけで言うとミラーレスとは思えない感じ。 一番感じたのは、右手だけで支えるのは辛いということ。 本体の厚みがあるせいもあって、カメラ本体の右側のグリップが浅く、指でがっつり押さえにくいかな。 反面、左手を添えるには底面が広いので安定しやすいかもしれません。

ダイヤルが回しやすい

本体右上にクルクル回すダイヤルが2つ付いてます。絞りはF値を変えるのに使ったりするものですが、結構回しやすいです。
位置もそうですが、適度に摩擦があって、操作性がしっくりくる感じですね。

録画ボタンが押しやすい

パナソニックのカメラって、録画ボタンが背面に付いてるものが多い印象です。GH4もそうだし、僕が持ってるLX100もそうです。 でもここじゃ押しにくいんですよ。目で見て「えい!」って押さないといけないので。
今回の位置は上面にあるので、人差し指で押しやすい。最近はジンバルに乗せて撮影することも多いので、尚更です。

思ったよりバッテリーの持ちがいい

ネット情報では、バッテリーの保ちがGH4の2/3〜1/2くらいに悪くなったという話を見ていたのですが、実際に撮ってみると、意外と保ちが良かったです。 外で2時間くらいブラブラしながら、ちょいちょい撮影しても大丈夫でした。
とはいえ、1つだけじゃやはり心もとない感じはするので、予備にもう1個くらいはあったほうが良さそうですね。

手ぶれ補正は期待以上

今回から搭載されたカメラ内手ぶれ補正機能ですが、結構きいてびっくりしました。 ソニーのα6500は手ぶれ補正についてはあまり評判が良くなくて、手ぶれならやっぱりオリンパス一択かな、とも思っていたのですが、いやいやパナソニックも凄いですね。
オリンパス程ではありませんが、ヌルっと動作してくれます。 今度、E-M1 MarkⅡとちゃんと比較検証してみようと思います。

AFは遅い?

巷では、AFが遅いことが話題になってますね。
僕が使ってみた感じ、今のところはそれほど感じてはいません。僕はYouTuberでもないので自撮りとかしませんし、動体を撮ってるわけでもないので、まだ目立ってないだけかもしれませんが。
顔認識AFはあるので、歩いている人を追いかけるくらいなら結構がんばってくれそうな印象です。

ジンバルに乗せるにはちょっと重い

事前に想定はしていましたが、実際に乗せてみると、やはり重いですね。 片手で持つのはかなり厳しい重さなのと、レンズも含めると1kgを超えてくるので、ジンバルの保持力が弱くなり、ガタガタと揺れを感じるケースがあります。
軽量のレンズなら多少はモーターのパワーでいけますが、僕が持っている12-100F4だと、ほんとにギリギリって感じかなぁ。ズームするとレンズが伸びてバランスも変わりますし。
まぁそれでも僕は乗せて撮っていくつもりですけどね。

全然熱くならない

まだ長時間撮影まではしていないものの、4K60pで撮っても全然熱くなりません。コンデジのLX100だと、数分録画すると徐々に熱くなってくるものですが、差は歴然です。 さすがに撮影時間無制限だけありますね。気兼ねなく長時間撮影できそうです。

 

4K60pで映像作品を作ってみた

早速、4K60pのヌルヌル感を試すべく、動画を撮ってきました。

(クロップされるのが嫌だったので)デジタル手ぶれ補正を切って撮影したので、ジンバルに乗せてもかなり揺れを拾ってしまっていますが、映像はさすがに滑らかですね。

ところどころ、編集でスローモーションにしてみましたが、25%にしてもそれほどカクカクせずに表現できるのは、30pではできない芸当だと感じました。

次は4:2:2 10bitで試してみよう。

 

youtu.be

 

まとめ:まさに全部入りの動画フラッグシップ機

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本体だけでも20万円オーバーしますから、誰にでもオススメできるわけではないですが、動画を本格的にやろうとした場合、やりたいことが全てできてしまう性能を有しています。

僕のように、これから動画を勉強していく人には、うってつけではないでしょうか。

だって、例えば、Log撮影がしたいと思っても、それができるカメラは限られてますし、4K画質で60pの滑らかさが30pとどう違うかとか比較できますし、4:2:2の10bitは8bitとどう違うのかを検証もできますし、学ぼうとすることを全て実現できて体感できてしまうわけですから。

正直、ソニーのα6500と非常に迷ったんですよね。あちらのほうが小型なのでジンバルにも乗せやすいし、Log撮影はできるし、AFは爆速な上に賢いし、APS-Cで高感度にもそこそこ強いし。

でも結局GH5にした理由は、前述したように「今の技術でできる機能が全部入り」って事です。 特に「40K60p」と「4:2:2 10bit記録」ね。これから覚えようとしているのに、やりたいことができない場合があると萎えるかなぁ、と。それにこれだけのスペックであれば、2年くらい経ったとしても現役で使えそうですし。今現在のGH4だって動画撮影では十分な性能ですよね。

それと撮影時間に制限がないのもポイントでした。 映像作品を撮るだけならα6500のほうが使いやすそうですが、僕の場合、ホームビデオ的な用途で長時間撮影もしますから、その時にα6500だとちょっと不安だったのです。(バッテリーの保ちと、熱問題という点で。)

GH5もα6500も両方持てればベストなんですが、どちらも高価なものですし、自分の体は一つなので同時に使えるのは一台だけ。片方が使われずに眠ってしまうのももったいないので、1台ですべてできるほうを選択した次第です。

さてさて、これからいろいろ試していきますよ。

楽しみです。