ご存知のとおり、iPhoneXからはホームボタンがなくなりました。そのことによって、ロック解除方法も少しだけ変わってしまいました。
TouchIDを搭載した機体であれば、ホームボタンを押して、そのまま指を添えていればロック解除されるのですが。
iPhoneXではちょっと勝手が違います。
①電源ボタンでスリープ解除にして、
②FaceIDで認証して、
③画面を上へスワイプする。
とやって、ロック解除されます(②と③は順不同ですが)。
この方法だと両手操作が必須になります。
あれ? なんか面倒くさくなったんじゃない?
必ず両手持ちじゃなきゃダメ?
と思ったのですが。
違いました。
ちゃんと片手でできる方法も用意されていました。
両手でロック解除する方法
僕が最初にやっていたのが、この方法。
右手で iPhoneを持ちつつ、親指で電源ボタンを押し、左手の指で上スワイプしていました。
悪くはないのですが、2つのアクションの場所が離れているために、両手操作が基本となります。
ちなみに、
スリープを解除した後、FaceIDの認証が開始するのですが、上スワイプのアクションをするのに、認証終了を待つ必要はありません。ボタンを押した後、すぐに上スワイプすればスムーズにロック解除できます。
これ、僕は最初、認証が終わるまでスワイプを待ってたんですよね。待つ必要はなかったのに、なんとなく順番なのかと思って待ってしまいました。思い込みって怖い。
で、繰り返しになりますが、この方法だと両手で操作することになります。
片手でやると、こんなふうになります。
面倒な上に、下手すると落として割ってしまいそうです。
ですから、ロック解除に関しては、今までの TouchIDのほうがスムーズでいいんじゃないかと思いました。片手でラクチンだし。
でも、違いました。
もっと楽な手順がちゃんとありました。
片手でロック解除する方法
ポイントは、スリープ解除はなにも電源ボタンを押す必要はなくて、画面を軽くタップすればよいということ。
これならば、片手で持ちながら、親指ひとつだけでロック解除できます。
タップする場所はどこでもよいのですが、上スワイプは画面の下からやる必要があるので、タップも下部分でやるとスムーズに操作できます。
やってみると、こんな感じ。
FaceIDの認証は、スワイプ動作が終わった後にすぐに完了するので、それほどストレスなくロック解除になります(TouchIDよりも若干遅いですが、TouchIDがそうだったように次の世代ではもっと早くなるはず)。
ちなみに、スリープ時は誤動作しないようにちゃんと以下のようなガードがされていました。
この方法に慣れると、両手持ちの時でもこっちでロック解除するようになりました。電源ボタンを押すのはそれなりに力を入れないといけないのに対して、こちらは軽くタップするだけですので。
それぞれの好みではあるのでしょうが、僕はこちらの方法のほうが好きです。
■追記
コメントにて「傾けてスリープ解除」が良いと教えて頂きました。
これを有効にすると、意図しないタイミングでスリープ解除されてしまうので個人的には使わない機能だったのですが、そこに抵抗がない方は有効にして使うのが一番楽ですね。
あとがき
初日はなんか面倒だなぁと思って操作していたのですが、ちょっとした発見でかなり改善されました。
ただ、欲を言えば、スワイプ動作をしなくてもFaceIDで認証した時点で自動的にロック解除してほしいと思ってしまいます。
上スワイプのアクションは余計じゃないかなぁ。電源ボタンを押すだけでFaceIDの認証が始まって、あとはそのままロック解除って流れが一番いいと思うのだがなぁ。なにか理由があるのだろうか。まぁ、ここはソフトの問題なので、今後のバージョンアップで変更されるのを期待したいところ。
あと、細かいことを言えば、すでに各所で言われているとおり、机の上に置きながらロック解除しようとすると、FaceIDで認証できない(顔がカメラの正面にないと認証できない)のは、ちょっと不便を感じます。
でも逆に、FaceIDの良い点として、パスワード管理アプリの 1passwordを起動した時は、画面を見ているだけで認証されるので、ホームボタンに指を置かないといけない TouchIDよりも断然楽でした。
このあたりはTouchIDにしてもFaceIDにしても、それぞれの長所と短所を理解しつつ、その動作に合わせて使うことになるのでしょうね。
なんにせよ、iPhoneXはまだ使い始めたばかり。
いろいろ試していこうと思います。