観光やレジャーへ出掛けた時、みなさんスマホで写真を撮りますよね。
もちろん、写真も良いのですが、
僕がオススメしたいのは「動画」です。
思い出の記録としてはとても良い方法だと思うのですが、意外とやっていない人が多いんです。思い出=写真、というイメージが強いのかもしれません。
なぜ動画のほうを勧めるのか、理由を簡単に説明します。
動画から写真を作成できる
今や、カメラやスマホで撮った動画から、写真へ簡単に切り出せる時代です。写真に残したいなら、動画で撮っておけば後から写真にできるわけです。
例えば、こういう写真。
これはミラーレス一眼を使って撮った動画を写真へ切り出したものです。
どうでしょう、綺麗に撮れてませんか? 画質的にも十分だと思います。
動画って結局は連続した写真を順番に表示しているだけですから、そのうちの一枚を切り取って写真にしても十分なものが得られるわけです。
そして、この方法にはもう一つ良い点がありまして、
自分がいいと思ったその瞬間を切り取ることができるんです。
シャッターを切って写真を撮ると、決定的瞬間を撮るのはなかなか難しいですが、動画ならどうでしょう。 カメラを回しっぱなしにしているわけですから、不意に何かが起こったとしてもきちんと記録されているわけです。
スマホでやる場合は
写真への切り出しは標準機能としてあるわけじゃないので、自分で作業する必要があります。
動画を全画面表示にして再生して、スクリーンショットを撮れるだけでOK。ただ、普通に再生すると動いていて、切り出したい瞬間を写真化するのが大変なので、停止させた状態で手動でコマ送りをして、写真にしたい瞬間を選んだほうがやりやすいと思います。
デジカメでやる場合は
パナソニックのカメラの「4Kフォト」という機能を使えば、動画から写真への切り出しができます。
逆に、パナソニック以外のカメラでは、まだ対応している機種は少ないのが現状です。最新のフラッグシップミラーレス機ならば他社でも対応しているんですけどね。オリンパスのOD-M E-M1 MarkⅡやソニーのα6500等。
この機能はこれから全てのカメラに標準搭載してほしいと思ってます。
動くからこそ伝わるものがある
これは先程の写真のもとになった動画を編集したものです。
写真のレッサーパンダもかわいいのですが、動画で見たほうが可愛さがもっと伝わります。特に動物は動いてる仕草が可愛かったりしますよね。
写真だけじゃ伝わらないものをずっと残しておけるのも動画の良い点です。
音で伝わるものがある
まずはこちらの動画をご覧下さい。
どうでしょうか、これは写真では伝えられないのではないでしょうか。
遠吠えしているところを写真で撮ることはできますが、実際の声を聞かないと臨場感が分かりません。口でどれだけ説明してもなかなか伝わらないものも、こうやって実際の場面を動画で見せれば一発です。
音も残すことができるのは、写真と動画の一番の差かもしれません。
動画のデメリット
動画も万能ではありません。いくつか気をつける点もあります。 特徴を押さえて、うまく使い分けるのが良いのでしょうね。
- 動きが早いものを写真する時には、ブレている場合がある。
- 写真よりも画素数が落ちるので、多少画質が悪くなる。
- RAW現像はできないので、凝った調整には向かない。
- 長時間撮影するとファイルサイズが大きくなり、ストレージ容量を圧迫する。
その他、動画から切り出した作例
動物の表情などは一瞬しかないので、その瞬間を切り取ろうとすると何枚も連射しなければなりません。
でも動画から切り出せば、そんなことをしなくてもちょっとした表情を逃さずに撮ることができます。
動画は敷居が高い?
そんなことはありません。
上の動画は少し編集しているので、編集ソフトが必要ですが、思い出として残すだけならただスマホで撮るだけで十分です。編集などせずに、そのまま残しておくだけでいいじゃないですか。
誰かに見せたい時はスマホからそのまま見せればいいし、遠く離れた人に見せたいならば、YouTubeで限定公開にしてアップすればいいですし。
凝りたい人はスマホでも動画編集アプリもあるので、そういうものを使うのも良いかと思います。
面倒だなぁと思ってしまうと意味がないので、楽な方法でやるのが一番です。
最近のスマホは手ぶれ補正もそれなりのものが付いてますから、手持ちでもそこそこ撮れるんですよ。
今まで写真しか撮ったことがない方も、動画で撮ってみて下さい。
ちょっとだけ世界が広がると思いますよ。