ソニーが海外でRX100M6を発表! 24-200mmの高倍率ズームでなんでも撮れるマン。
ソニーが高級コンデジ RX100M6 を発表しました。そろそろと言われてましたが、やはりきましたね。
日本では、予約開始が2018年6月12日から。発売は2018年6月22日から。
スペックは、さすがのソニーという感じ。
足りなかった望遠を、がっつり補完してきました。
一番の注目「24-200mm F2.8-4.5」
デジタルスチルカメラ Cyber-shot サイバーショット | ソニー
機能 | RX100M5 | RX100M6 |
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有効画素 | 2010万画素 | 2010万画素 |
焦点距離 | 24-70mm | 24-200mm |
F値 | F1.8-2.8 | F2.8-4.5 |
RX100と言えば、超小型で高速AFというコンデジですが、そこは維持しつつ望遠域をグッと伸ばしてきました。
M5の24-70mmは、いわゆる標準ズームの画角域でしたが、そこから200mmまで伸ばして中望遠域まできています。
僕は一眼でオリンパスの12-100mm F4というレンズを使っていますが、これを35mm換算すると、ちょうど同じの24-200mmという焦点距離。そして、この域に対応していると、スナップなら撮りたいものがほぼ全て撮れてしまいます。
高倍率ズームでF4通しという明るいレンズは、センサーサイズが小さなマイクロフォーサーズだから実現できたと言われていますが、それと同じことがRX100M6でも実現したということですね。
公式の説明によると、100mm付近でのF値はF4.0だそうで。日中撮るぶんには困らないF値になってます。
開放F値がF1.8からF2.8へと暗くなってしまいましたが、望遠側が200mmまで伸びたのでこれはしょうがない。明るさよりも望遠をとったという話。これは英断だと思います。
僕がコンデジを使っていて開放で撮りたいシーンはほとんどありません。本当にたまに夜に撮りたい時くらいでしょうか。ガチの夜景や星空をコンデジで撮ろうとは思わないし、高倍率ズームの便利さのほうが恩恵は大きいと思います。
手ぶれ補正機能も強力で、望遠200mm時で4段分とのこと。すごいね。この小型カメラでこれはすごい。スペック上で単に4段分といってもテレ端ではそうじゃないこともありますから、はっきりと200mmで4段分と明記されているのは安心です。
あまり寄れない
機能 | RX100M5 | RX100M6 |
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撮影距離 | 5cm | 8cm |
ちょっと残念なのは、最短撮影距離が「レンズ先端から8cm」で、あまり寄れないこと。
コンデジの用途として多いテーブルフォトがちょっと辛そう。無理って距離じゃないですけれども、微妙な距離です。センサーからの距離じゃなくて、レンズ先端からの距離ですから。
たかが3cmですが、されど3cm。料理写真とかだと、地味に差が出てくるところです。
内蔵NDが消えた
機能 | RX100M5 | RX100M6 |
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NDフィルタ | 3段分 | - |
これは個人的にはかなりマイナスポイント。
RX100シリーズは動画機としても優秀ですから、NDファイルターの使用機会も多いはずなのに、なくなってしまいました。
このカメラはただでさえ保護フィルターなどを付けるネジ山が切ってありませんから、ちょっと痛い改変なのでは?
その他、気になったところ
タッチ操作に対応
あれば、まぁ便利かも。
HDR対応
できるに越したことはないけど、現状はまだ環境が追いついてないので、実質使わないと思う。
瞳AFの追従性が2倍
M5比で2倍だそうで。使ったことないですが、使った人の声を聞くと、やめられなくなるほどいいみたいですね。
バッテリーの保ちは相変わらず悪そう
M5よりちょっとだけ良くなっているようですが、誤差の範囲っぽい印象。小型化にこだわるソニーは、ここは改善しなそうです。
カメラ内RAW現像不可
ここも相変わらずですね。なぜつけない。意味不明。
個人的な感想
あいかわらずソニーさん、すげーなー。
一番の注目ポイントは「高倍率ズーム化したこと」ですが、これがどういう反響となるでしょうかね。
このカメラはもともと初心者やライト層向けではなく、「屋外で写真も動画も両方撮るYouTuber向け」という印象でしたが、よりYouTuber寄りになったのかもしれません。8月にはミニ三脚にもなるグリップも発売されるようですし。
YouTubeも含めた動画機として考えた場合、かなり強力です。FHD動画であればこの画質があれば十分ですし、なによりどこにも持ち歩けるのは大きい。 24-200mmという画角も完璧で、望遠すぎてもブレるだけの画になることを考えると、200mmくらいがいいところ。これをコンデジ用のジンバルに乗せれば、非常にコンパクトなシステムで美しい映像が撮れます。手持ちでもそこそこいけそうですし。長回しだけはできませんけど、屋外で自撮りするのにGH5を片手でなんて重いどころの話じゃないですから非現実的。1台持っておくと役に立つことは間違いないですね。
逆に写真用としては、ちょっと弱い気がします。手ぶれ補正は強力そうですが、今のスマホもそれなりに効きますし、望遠だけのために14万円となるとなぁ。それだったら、フジのX100Fとか、型落ちのパナLX100のほうが価格的にも幸せになれそうです。
さて、
欲しいけどなぁ。
パナのLX200も控えてるしなぁ。
我慢だろうな、ここは。