忙しくて撮影ができない日々が続いていましたが、少し前に買ったGH5Sを眠らせておくわけにはいかないと思い、ようやく少しずつ使い始めました。
これまでは風景などの映像作品を撮って、YouTubeにアップしていたのですが、最近はYouTubeのエンタメチャンネルのカメラマンをやっていることもあって、人を撮ることが多くなっております。
人は動くので、手ぶれ補正の強力なGH5を使っていたのですが、ある時、ふと思いまして。
そういえば、GH5SはAFが良くなったと聞いたぞ、と。
GH5Sは夜専用と思っていたけれど、動く人を撮るならば、むしろGH5SでAFをきかせて撮ったほうがいいのでは?、と。
そうやって、撮り比べてみた結果の感想を書こうと思います。
事前に検証した動画
実は、実際に人を撮る前に、どのくらい違うのかを簡単にだけでも比較しておこうと思いまして、検証動画を撮っていました。
見てもらえば分かるのですが、AFの合焦スピードは、評判どおりGH5Sの圧勝でした。ほんとに違うものだなぁ、と。
それほど厳密に検証した動画ではありませんが、2つの違いを確認する程度であれば、まぁ十分な結果が得られました。
この結果をもって。
あ、これならいけるな、と。
そう思い、YouTube番組の撮影に挑んだわけです。
GH5SのAFは実用範囲だった
結論から言いますと、僕が最近撮影している使い方において、GH5SのAFはとても効果的かつ実用的な性能でした。GH5でMFで撮ってた自分がアホだと感じる程度には、違いを実感できます。
どういう用途での撮影かというと、頻繁に画角を変えるような撮影です。
僕は今、YouTubeチャンネル「マジかる」の運営に携わっておりまして、そのチャンネルでは、TVのバラエティ番組のような内容で撮っています。 撮影は、ワンオペでやってますから、手元をアップにしたい時もあれば、逆に少し引いた画にしたり、体全体を写したかったり、全部一人でやらねばなりません。寄ったり、引いたり、忙しい状況で、MFではやはりキツイですよね。
だから、GH5で撮っている時は、あまり動かず、画角も変えず、固定で撮るようにしていたのですが、それだと変化がなく物足りないなぁと感じてはいました。
でも、
GH5SでAFを使って撮ってみましたらば。
あらやだ、意外といけるじゃないですか。
ぐっと急激にズームしても、自然な速度でピントが合ってくれます。
いいね、GH5S。
試しに、GH5でも同じことをやってみたのですが、こちらはやはり合焦速度が遅くて、マニュアルで合わすか?と思ってしまいます。
違うものですねぇ。
手ぶれ補正の有無については、この用途の撮影では三脚を使っているのでまったく問題ありません。 夜の撮影もやってみたくてGH5Sを買ったのですが、思わぬところで、別の利点を感じることができました。嬉しい誤算。
本当は実際の映像を見てもらえれば、より分かるのかもしれませんが、この記事公開時点では、まだ編集も終わっておらず、マジかる動画も公開されていません。もし良かったら、後から見てもらえると嬉しいです。
2機種の使い分け
僕は当初、昼はGH5、夜はGH5S、くらいの使い分けかな?と思っていたのですが、ここまでAF性能が違うと、それだけじゃないと感じます。
それほど画角を変えないような、風景中心の撮影なら、Dual.I.S.2が強力なGH5のほうが安定しそう。
人が頻繁に動いたり、ズーミングを頻繁にするような撮影なら、AFが強いGH5Sが安定しそう。
当初の想定以外に、意外な使い分けが出てきました。
ジンバルを使った浮遊映像だけが動画じゃないものなぁ。
まだまだ興味はつきないですわ。