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【2017年版】スマホ連携ができるスマート体組成計を比較検討! 必ずしも全自動がいいとは限らない。

昨日、体組成計が突然壊れてしまいました。使おうとして上に乗ったら、計測途中で数値がストップし、そのままフリーズ状態に。そこからうんともすんとも言わず、電池交換しても全然だめ。機械の故障って突然来ますね。まぁ、10年以上使ったので、お役御免というところなのでしょうか。

ということで、新しい体組成計を買うべくいろいろ物色をしてみますよ。

今までの体組成計は古い物だったので、スマホ連携ができなかったのですが、新しく買うならば必須の機能でございます。今までずっと手入力してきましたからね。面倒なんです.....手入力は......。

とにかく『スマホ連携できる機種』を最低条件として、比較検討をすることにしました。

 
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重視したい機能

体重計を買うのは久しぶりではあるのですが、体組成計の情報はそれなりに仕入れておりまして。なにせ太りやすい体質&性格なものですから、体重管理にはそれなりにお金をかける意識はあります。

最新の体組成計を眺めながら、いいなーこれ、なんていうのを思っておりました。

だから、欲しい機能って既にある程度は見えているのです。

1.Wi-Fi対応

スマホ連携といっても、その種類は2つあります。『Bluetooth対応』と『Wi-Fi対応』です。
個人的にはこれは結構大事だと思っておりまして。
Bluetooth通信はスマホでアプリを起動した状態で体組成計に乗る必要があります。
それに対してWi-Fi通信は、スマホ不要でただ乗るだけで自動送信してくれます。
手間が全然違う印象なんです。手入力の手間を減らすために自動通信機能が欲しいのですから、狙うならやはりWi-Fi対応です。

2.自動電源ON

電源ボタンを押す必要はなく、ただ上に乗るだけで自動で電源が入る機能。
古い機種だと当然のように、電源ボタンで起動してから乗ることになりますが、いちいちかがまないといけないのでやっぱり面倒。特に歳をとってくるとね......かがむのがおっくでね.......。

3.BMI&体脂肪率測定

僕の場合はダイエット目的なので、体重だけ測れればいいというわけではありません。体重以外の項目も非常に重要ですからね、ダイエットにおいては。
最低限、「BMI」「体脂肪率」の2つは欲しい。
安い機種だと体脂肪率が測れない機種も多いですから。

4.iPhoneヘルスケア対応

できれば欲しい機能。
iPhoneには、純正アプリに「ヘルスケア」というものがあります。様々な健康データを一元管理してくれるアプリです。
スマホ連携ができる体組成計には、ほとんどの場合、専用の管理アプリが用意されていますので、それでもいいのですが、当然ながら計測機器ごとの情報しかありません。
でも、純正ヘルスケアを使うと、体組成計以外で計測したデータも一元管理できるようになります。例えば、僕は心拍数をAppleWatchで計測していますから、それも含めてひとつのアプリで見ることができます。
これ、便利そうだなーって。ひとつのアプリだけ見ていればいいのですから。
もうひとつ、データのバックアップにもなります。計測データは、その機器専用の管理アプリ内で保存されるものが多いですが、その場合、保存はアプリ内になります。アプリを削除すればデータも消えますし、機種変更する場合等はバックアップをとっておいて、新しいスマホへインポートしなければなりません。でも、ヘルスケアと連携していれば、データはiCloundに保存されていますので(設定でONにする必要あり)、そういうケースでも手間がかかりません。

 

メーカー特徴

Nokia

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スマート体組成計の先駆けと言えば Withingsというメーカーですが、ここを今年2017年に買収したのが Nokiaになります。

僕が希望する最優先条件が「Wi-Fi対応」ですが、それを満足している数少ないメーカーでもあります。

Withings時代の特徴としては、フランスメーカーらしく見た目が非常にスタイリッシュでオシャレなこと。インテリアのような美しいデザインですので、無骨に置いておくだけでも絵になります。

加えて、もうひとつの特徴は、他器具との連携ができること。同社ではスマートウォッチが発売されていますが、デジタル的なものではなく、見た目はアナログ腕時計そのもの。でもしかし、しっかり活動量計が搭載されているので歩数や消費カロリーが計測できます。しかも、それらのデータをクラウドサービスにより管理できますので、実用性の面でも素晴らしい。

オシャレなのに実用的。

それが Nokiaの特徴です。

 

タニタ

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タニタ食堂で有名なタニタです。今やコンビニでもローカロリー商品が売られていますので、知らない人のほうが少ないメーカーではないでしょうかね。

そんなタニタですが、計測器のトップメーカーでもあるようです。医療分野で主流となっている「高周波と低周波の2つの周波数で計測する方式」は、現在市販されている体組成計の中でもトップの正確性だと聞きます。

また、測定項目として「筋質」という項目があるのも特徴のひとつ。 タニタのよると、筋肉には筋線維(きんせんい)というものがあり、この太さによって能力が変わるとのこと。この筋線維は加齢や運動習慣により変わるそうです。つまり、単に筋肉量だけではなく、その質にも着目した計測ができるということです。

正確な数値を要求される医療分野での実績、そしてその技術に基づいた独自の指標。

計測値の信頼性を重視するなら、タニタという選択になりそうです。

 

気になる方は公式サイトをチェック

 

オムロン

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個人的には、健康器具といえばオムロンというイメージがあります。僕が今まで使っていた体組成計もオムロン社製でした。

圧倒的な特徴はないものの、安価でそつのない商品を作っている印象があります。実際、ネットで調べても、同程度のスペックを持ったものであれば他社よりもオムロン製のほうが安いものが多いです。安い製品は他にもあるのですが、初めて聞くような会社の製品よりも、オムロン製というブランドのほうが安心感があったりしますね。

少し前に僕が欲しいと思った体組成計もオムロン社製のものでしたので、検討対象からは外せないメーカーでございます。

安価でコスパがいい。

オムロン製の特徴かもしれません。

 

パナソニック

家電最大手メーカーではありますが、iPhoneに対応した機種がないため(AndroidのFeliCaしか対応していない)、候補から除外しました。

 

検討商品

Nokia

 
僕が欲しい機能が全て搭載されているのが Nokiaのこの2つです。

「Wi-Fi対応」「自動電源ON」「BMI&体脂肪率測定」「iPhoneヘルスケア対応」。

お値段は、Body Cardioが約22,000円、Body+が約13,000円。Body Cardioのほうが計測できる項目が多く、脈派伝播速度や心拍数まで計測できます。9,000円ほどの価格差がありますから、そこに価値を見いだせるかどうか。

スペックだけ見たら、この2つのどちらかに決まりなんですが、Amazonレビューを読んでいたら気になることが書いてありました。

  • アプリの使い勝手に難あり。ブランド変更後はヘルスケアとの連携ができなくなった。
  • 乗ってから計測まで30秒かかる。
  • Withings から Nokia になってからのスマホアプリ、Health Mate サイトの変更、改悪はひどい。
  • 脈波伝播速度の測定が面倒くさく、立つ位置のコツをつかまないと測定できない。時間も1分ほどかかる。
  • タニタに不満があり乗り換えたが、すべて解消された。この3つ→①Bluetooth同期が不安定。②測定時にいちいちスマホ起動。③うまく送信されない。

 
むむむ......マジですか。

読んでいて多かった感想がとにかく「WithingsからNokiaになって、アプリが使いにくくなった」という意見。これがものすごく多い。体組成計は記録して終わりではありません。記録したデータをちゃんと見ることができて、初めて記録の意味があります。アプリが使いにくいというのは、かなりのマイナスポイントですね.....。

加えて、計測完了までに20〜30秒かかる模様。マジか。記録がいくら自動になっても、その記録をとるまでに時間がかかってしまっては本末転倒では? 試しに30秒間、体重計の上に乗ってみましたけれど、結構長い時間ですよ、これ。むむむ......。

さらに、NokiaになってからiPhoneヘルスケアとの連携もできなくなったという話が。少し調べたら、連携できた人もいるようですが、ちょっと怖いなぁ。自分で使ってみるまでは確信がもてません。うーん。

もちろん「とてもいい」という意見もあるのですが、ちょっと考えてしまいます。想定していた内容とちょっと違ってきましたから。

気になるのは、遅い理由がどこにあるか。Wi-Fiが遅いのか、測定項目のせいで遅いのか。脈派伝播速度や心拍数の測定で時間がかなるならば、Body Cardioのレビューだけで遅いと言われているはず。心拍数等の項目がないBody+のレビューでもあまり良い印象がないなどの測定項目のせいで時間がかかってしまうのか。ここまでは口コミでは分からないなぁ。今わかっているのは、この体組成計が遅いということだけ。Wi-Fi対応機種が他にもあれば良いのですが、

Wi-Fi通信ならば全てが全自動になるので必須機能と思っていましたが、それは改めなければなりません。Wi-Fiだから遅いという結論づけはできませんが、少なくとも今販売されているWi-Fi対応のスマート体組成計でメジャーなものはNokiaしかありませんから、全自動だから便利!というわけにはいかないようですね。

 

TANITA

お値段は、RD-906が約13,000円。RD-907が約18,000円。

僕が希望する機能で搭載されているのは「BMI&体脂肪率測定」「iPhoneヘルスケア対応」。Wi-Fiは非搭載で、自動電源ONもありません(電源ボタン押下か、アプリから電源ONが必要だそうです)。

Bluetooth対応なので、計測時には必ずアプリを起動してからということになりますが、考えてみたら、どの道、アプリはその都度確認するんですよね。先か後かの違いだけかもしれません。細かな確認はせずに、サッと乗って、サッと記録したい時もあるのかもしれませんが、手入力しているのに比べたら、間違いなく楽でしょうし。

懸念があるとすれば、Bluetoothでの通信強度でしょうか。Nokiaのレビューであったとおり、つながりにくいのだとすれば、それはちょっとストレスになります。

あとは、筋質という項目にちょっと興味が出てきました。筋肉があればいいってものではないのですね。

そういうことも含めて調べようと思い、タニタの公式サイトを見に行ったのですが、なにやら型式がたくさんあります。「RD-902」「RD-903」「RD-906」「RD-907」などなど。この違いは何? 仕様表を見ても、いまいちパッと違いが分かりません。

いろいろ調べていたらようやく判明。

「RD-906」と「RD-907」の違い

 
まず、「RD-906」と「RD-907」の違い。それは計測単位と計測項目です。906は100g単位、907は50g単位。項目は、907のほうが基礎代謝、体内年齢、体水分率等を計測できます。

次に、「RD-902」と「RD-906」の違い。これは製造年月が違うだけで、まったく同じ商品なのだそうです。RD-902が2015年製、RD-906が2016年製。同様に、「RD-903」と「RD-907」も一緒。製造年が違うだけ。

つまり、902と903は候補から外していいってことですね。何故同じ製品なのに型番を変えるんだろう........紛らわしい.......。

ちなみに、タニタの製品もAmazonレビューを確認してみました。おおよそ書いていた内容。

  • 数日に一度、アプリを再起動しないと記録できないことがある。
  • アプリから体組成計の電源をオンにしないと起動出来ない。(単純な体重計としては使える)
  • スマホ1台で1人しか登録できないので家族の管理はできない。
  • Androidのアップデートとともに体組成計との接続ができなくなった。メーカー側もOSアップデートについては保証外とのこと。

 
敢えて評価の低いレビューを切り取ったので、あまりいい事は書いてません。Anroidでのアップデートはちょっと怖いですね。僕は iPhoneですが、同じことは iPhoneでも言えますからね。ある程度はしょうがないこととはいえ、接続ができなくなるのは怖い。その後どうなったかは気になるところだなぁ。未対応ということはないとは思うけどれども。

あと、通信についてはやはり不安が残る印象。記録については他にも似たようなレビューがありましたので。うーむ。

 

オムロン

価格が約11,000円と、コスパは良い感じ。

但し、iPhoneヘルスケアには未対応。「自動電源ON」「BMI&体脂肪率測定」はOK。

今まで使っていたのもオムロン製なので、測定項目も同じなのが安心感はあります。骨格筋率、体年齢、基礎代謝などなど。測定単位も50gなので細かい。

比べるならば、タニタのRD-906が近い。RD-906は約13,000円。こちらはヘルスケア対応なのと、測定単位が100g。測定項目に骨格筋率などがない代わりに、筋質がある。

個人的に少し気になるのは、オムロンはスマホ対応機種のラインナップが少ないこと。平成29年10月7日現在では、これひとつだけ。あまり力を入れてないのでしょうかね。以前は Wi-Fi通信にも対応した HBF-253Wというなかなか気になる機種があったのですが、現在は生産中止に。なぜだ......売れなかったのだろうか。

メーカーとして本腰を入れているかどうかって地味に気になる部分でして。それこそ、アプリのアップデート対応状況とかにも影響してきそうですし。うーむ。

 

1byone

まったく聞いたことのないメーカーなのですが、どうもAmazonで評判がいい。

平成29年10月7日現在で、レビュー数が379もあります。これだけの数のレビューがあるのも凄いですが、更に高評価が多いです。何故かって、そのコスパ性で。

Bluetooth通信あり、自動電源ONあり、iPhoneヘルスケア対応あり、測定項目は体脂肪率、BMI、筋肉量、推定骨量、内蔵脂肪、基礎代謝、体水分率など。

それでお値段なんと、約3,600円

なんというコスパでしょうか。デザインもすっきりしているし。

やばい、これ欲しい、と思いつつも、Amazonレビューを見てみると。

  • 乗っても自動でONにならず、毎晩電池を抜き差ししないとだめ。
  • ジーンズをはいたまま数回計ったが、表示された体重ははく前と変わらず。
  • データが前回と同じ表示されることが多く、精度に疑問がある。
  • 毎回1.5kgの誤差が出ます。数値に信用がおけない。
  • 体重データ、体脂肪率データなどすべてのデータが前日と全く同じ測定になることが2週間のうちに3回あった。

 
うーん、値段が値段だけに、精度は高くない様子。ですよねぇ........。

測定される数値って、実際のところ、信じるしかないんですよね。正確な数値を知りたければ、それなりの設備があるところに行くしかないですから。

ただ、いつも同じ数値が表示されるのは、明らかに不安ですね。違えばいいってものでもないですが、使っていて不信感を持ってしまうものね。

それでもこれだけの高評価となっているのは、やはり値段でしょうね。安すぎます。この値段なら、かなりのことを許容できてしまうでしょうから。

体重計測についてはさすがに問題はなさそうですから、それ以外の数値にはそれほどこだわらない場合には、かなり良さそうな製品ですね。あくまで目安と割り切れば、使えそうです。

 

比較一覧表

検討対象の商品スペックを一覧表にしてみました。
ちなみに価格は、平成29年10月6日現在のAmazon調べです。

  Nokia
Body Cardio
Nokia
Body+
TANITA
RD-906
TANITA
RD-907
OMRON
HBT-255T
1byone
価格 21,796円 12,644円 13.074円 17,925円 10,730円 3,599円
重量 2.1kg 2.1kg 1.7kg 1.7kg
外寸[mm] 328x31x298 328x32x298 327x30x249 300x27x300
計測単位 100g 50g 50g 100g
登録人数 8人 8人 4人 4人 4人 10人
自動電源ON
ユーザ自動認識
ヘルスケア対応
Wi-Fi通信
Bluetooth通信
計測項目 天気予報
全身組成分析
筋肉量
骨量
体水分率
脈派伝播速度
心拍数
天気予報
全身組成分析
筋肉量
骨量
体水分率
筋肉量
筋質点数
骨量
内蔵脂肪
筋肉量
筋質点数
骨量
内蔵脂肪
基礎代謝
体内年齢
体水分量
骨格筋率
内蔵脂肪
基礎代謝
体内年齢
筋肉量
骨量
内蔵脂肪
基礎代謝
体水分量

 
こうして見ると、全ての希望を満たすものはない模様。うーん、悩ましい。

どうしよう、どうしよう。

 

個人的な考察

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自分が購入するにあたって、考えたことをツラツラ書いてみます。
人が考えたことを読むだけでも、読んだ人に、なにかの気付きがあるかもしれませんので。

Wi-Fi通信について

すべて自動という点で便利そうであるが、どうも時間がかかり過ぎる印象。30秒も待つというのは、ちょっとキツイ気がする。
何か手間がかかるわけではないが、体組成計の上でじっと待つだけなのは、何か作業をしているよりも時間が経つのが長く感じそう。
対応しているのが Nokia社だけなのは、そのせいなのだろうか。
検討前の段階では最重要と思われたが、ここにはこだわらないほうが良さそう。調べてみると、意外なことが分かるものだ。

Nokia社について

ネットを調べると、Withings社からNokia社になったことで、どうも評判がよろしくない。
個人的には、Nokia社のサイトにも不親切さを感じてしまったのも気になる部分。見た目の綺麗なサイトなのだが、知りたい情報が書いていない。詳細な仕様表もない。そのせいで、そういった不親切な部分が商品へも影響しているのではという懸念がある。アプリのレビューにも知りたい情報に辿り着きにくいという内容があったし、自分の印象と一致する。ちょっとした部分に気が利かないというのは、意外と気になるものだ。
ただ、現在問題があるのはアプリだけのようで、ハード的には全く問題がない様子。であれば、アプリは徐々にアップデートされて改善されるかもしれない。実際徐々に変わっているとの書き込みもあった。使い勝手として良くなっているかは分からないが。

手間について

体重計測での手間は、大きく2つ。「計測の手間」と「記録の手間」。
計測の手間は、電源のON/OFF、ボタン操作の有無などがある。体重はまず「測る」ことが重要なので、面倒くささを感じずに気軽に測れるかは大事な要素。たかが電源を入れるだけでしょ?と言っても、電源を入れるためにかがむというアクションが必要なのと、通りすがりになんとなく乗って測るだけ、では結構違うように思える。
記録の手間は、操作の手間。通信による自動記録は、どの手法であれ、手入力より楽なのは間違いないが、どこに重点を置くか。多少時間がかかっても、何もしない事を重視するのか。作業が発生してもトータルの時間がかからない事を重視するのか。想像するに、何もせずにいるよりも、何かしていたほうが体感時間は短い気がする。手間といっても、スマホを持ってアプリ内でボタンを押すだけなのだから、言うほどの手間でもないのか。

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▲アプリからの電源ONは、「データを入力」をタップすればいいらしい。
 

データ精度について

タニタだから大丈夫、1byoneだから信用できない、というわけでもあるまいが。
精度についてある程度の裏付けある解説があるのとないのとでは、気持ち的に全然違う気がする。使っている最中に、なんらかの理由で一度不信感を持ってしまったとしたら、もう使わなくなってしまうのではないだろうか。
細かいことは気にしないなら1byoneで全く問題なさそうだが、自分の性格を考えると、タニタのほうが気持ちよく使えそうな気がする。

計測単位について

100gと50gの2種類があるが、僕が長いこと体重計を使っていて、50g単位で数値を知りたいと思ったことはない。
100gといえば、0.1kgだ。例えば、70.3kgなどで計測できるということだ。これが、70.35kg等で知りたいかどうか。
例えば、ダイエット中であれば、少しの変化でも知りたいとは思う。ある日に70.35kgだったのが、次の日には70.30kgになったのであれば、ほんの少しとはいえ「痩せた!」とは言える。でも、0.05kgって、トイレに行ったらそれだけで変わる量ではなかろうか。水なら、50gは50mlだ。よくある長四角の紙パック飲料は200ml。あれの4分の1。その量の変化で一喜一憂できるものだろうか。
計測単位は、100g単位で十分だな。

「筋質」と「脈波伝播速度」について

タムロンで測定できる「筋質」。タニタ独自のパラメータであり、一般的な数値が公開されているので、自分の数値が一般より高いか低いかが分かる。ただ、一度わかってしまった後はどうなのだろう。アスリートであれば、筋肉を鍛えることで数値も変わってきそうだが、そうではない一般人のオッサンの場合、常時追いかけるパラメータにはならない気もする。もちろん、基準として測定できるのは良いとは思うのだが。
Nokiaの最上位機種BodyCardioで測定できる「脈波伝播速度」。これは医療分野でも使われていいる数値で、動脈硬化の進行や動脈の硬さを表すパラメータのひとつだそうだ。高いほどよろしくないらしい。これは一般人でも分かるとありがたい数値に思える。追いかけても価値のある数字だ。懸念があるとすれば、足裏からだけの簡易な計測で、どこまで正確な数値になるかどうかだが、一般家庭で計測できるだけでもありがたい数値なのかもしれない。

「体水分率」について

体重を測っていてよく感じることのひとつに、水分量の影響のことがある。水は結構重いので、飲んだり出したりすれば体重も変わる印象。 例えば、トイレに行った前後。コップ1杯の水を飲んだ前後。汗をかいた前後。
加えて、糖質制限をすると体に水分が残りにくくなるとも聞くし、なにか目安になるパラメータが欲しい。
ダイエット目的で使う場合、体重が変わらなくても、体水分率が変わっていれば、体の変化が分かるので良さそうに思える。
やはり欲しい項目。

 

僕が購入することにした機種

いろいろ考えた結果、「タニタ RD-907」を第一候補とし、次点に「Nokia Body Cardio」としました。

計測精度は気になるので1byoneは落選。50g単位計測は必要ではないのでRD-906でもいいのですが、907でしか計測できない項目「体水分率」が気になったため、906は落選。オムロンはヘルスケア未対応なので落選。という判断になりました。

最終判断はヨドバシカメラで実機を触ってからしようと、早速行って来ました。

でもしかし、実際に使えたのはタニタ907のみで、通信なしの体重のみの測定でした。Nokiaは実機はあったのですが初期設定をしないと使えないようで、試せず。うーん、残念。こういうところで実店舗の強みを出してほしかったのですが、スマホ設定が前提となると厳しいのでしょうかね。デモ機を置くならば使えるようにしてほしかったなぁ。でもまぁ、しょうがないですね。

Nokiaの測定速度を店員さんにも聞いてみたのですが、これもやはり分からず。その場でネット検索して、口コミを調べて回答するくらいで、僕が仕入れた情報以上のものは得られませんでした。ヨドバシには、たまにマニアレベルの知識を持った店員さんがいるので少し期待したのですが、なかなかいないですよね、やっぱり。

で、店頭で少し悩んだ結果、予定どおり「タニタ RD-907」を購入しました。

さてさて、使い勝手はどうかな。

買った商品については、実際に少し使った後にレビュー記事を改めて書く予定です。

ひとつだけ先に書いておくと、タニタRD-907には、スマホを持った状態でも計測できるように、スマホ分の重量を引いて計測してくれる機能がありました。考えられてますね。

では!

 
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▲購入したタニタRD-907。色はゴールド。iPhoneのゴールドと似ていて、上品な色合いです。使用レビューはまた後日。