レンズ交換って、めんどくさくないですか?
いや、絶対めんどくさいですよね。
撮影に行くのに複数のズームレンズとか持っていっても、結局使わないで1本で撮って来ちゃったとかありません?
僕はいつもそうでした。
でも、世の中には昔から『雲台プレート』という便利な物があって、それを使えば、ひとつの三脚に2台のカメラを乗せられるんですよ。 標準レンズと望遠レンズをそれぞれセットしておけば、撮りたいと思った時に撮りたい画角で撮れるんです。
理屈は分かっていたのですが、
いざやってみると、すごく便利ですね。(当たり前)
写真撮影でだけ使われるのかと思っていたら、いやいや、動画撮影こそ、この方法はとても有効でした。
もっと早く買っておけばよかった。
撮りたい画角で撮れる素晴らしさ
動画を撮る時、とても大事なことのひとつに「寄り」と「引き」があります。
「寄り」とは、一部分だけクローズアップして詳細に見せること。
「引き」とは、広い画角で周りの状況全体を見せること。
これをやるために、僕は基本、標準ズームレンズ(24-120mm)を使っているのですが、120mmでも足りないと思うことが多々あります。 特に、被写体に近寄れない時とかね。
でもこれが、標準ズームと望遠ズーム(100-400mm)だったら、どうでしょう。この範囲があれば、ほとんどのものは撮れてしまいます。
動画でも、写真でも、「撮りたい!」と思ったその瞬間に、撮りたい画角で撮れることの有効性というのは、言葉以上に素晴らしいことでして。
やってみて分かる、この大事さ。
僕もやってみる前は、「便利なんだろうなぁ。」とは思っていました。軽い気持ちで。つまり、もう少し付け加えると、「便利なんだろうなぁ。でも買うほどでもないよなぁ。」だったわけです。
でも今は、「これは必須アイテムだわ。」くらいに思ってます。
画角が変わると、印象も全然違いますからね。
重くないの?
カメラ2台と、ズームレンズ2つですから、当然ながら「重くないのか?」と疑問がでるかと思います。
はっきり言いますが、「重いです。」
でも、いいんです、重くて。
だって、固定で動きませんから。
動画を撮るからって、常に動き回るわけじゃありません。
2台体制で撮りたいと思うシーンというのは、自分が自由に動けない場合です。動けるならば、自分が近づいたり離れたりすればいいのですから。動けないからこそ、望遠ズームが欲しくなります。
そもそも、自分が動き回るならジンバルとか使いますしね。三脚を使う時点で、あまり動かずじっくり撮る場合ですから、重くても全然問題ありません。
SLIK プレートⅡの安定感
僕が購入した雲台プレートは、SLIK プレートⅡ という商品です。
雲台プレートとしては、かなりがっしりした作りで、厚みがあるぶん、耐荷重も高い。
もっと薄くて価格の安いものもありますが、長く使うだろうし、望遠レンズでもしっかり固定したかったので、あえてこちらを選びました。
何度か使用していますが、想像どおりの安定感で、とても満足しています。
▲左右で長さが違います。乗せる2台は大抵の場合、重い望遠レンズと、軽い標準レンズ(広角レンズ)でしょうから、短い方に重いカメラ、長い方に軽いカメラをセットすると重心が安定するように作られています。
▲三脚用のネジ穴は、ダイヤルもついていて、プレートを固定しながら微調整できるようになっています。
▲カメラを固定するネジも、ダイヤルが2段で止められるので、しっかり固定できます。
もっと早く買っておけばよかった
買う前は、漠然と「そのうち買おう。」くらいでしたが、本当にもっと早く買っておけばよかった。そのくらい気に入ってます。
毎回毎回使うわけではありませんが、持っていれば必ずどこかで活躍する機会があります。
価格もそれほど高くないわりに、効果はとても大きいので、一眼動画を撮るならば、いや、写真を撮る人であっても、買っておいたほうが良いですよ!
オススメです!